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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「2021年の一文字」です。

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2021年、今年もまもなく終わりますね。
2020年と同じだったような、違ったような。
オリンピックが開催されましたが、2020年との違いはそんなところ? なんて思ってしまいます。

そんな2021年、今年の振り返りの時期になりました。
今回のテーマは「2021年の一文字」。
僕の一文字は「再」かなと思ってます。
2021年、「再開」「再会」「再始動」なんていうのが私の2021年だったと思います。

「再開」は今年から訪問看護を再開しました。
ただし感染拡大の予防から緊急事態宣言中はやりませんでした。
実質十数回しか働けませんでしたが、病棟での働きも大切ですが、外の世界を知ることも大切だなといつも感じます。
在宅で生活されている方の援助は病棟と違うやりがいを感じます。
働いている病院が休みのときに単発で働かせてもらってますので、「おいしいところだけ」かもしれませんが、それでも利用者さんに顔を覚えてもらったりするのはうれしいです。

「再会」は訪問看護での利用者さんもそうですが、友人との再会もありました。
約2年ぶりの再会。
「お久しぶり」「以前はたくさん会えたのに」っていう言葉から始まる再会。
なにかが再び動き出した感じがしました。

「再始動」はNPO法人の副代表に再び戻りました。
私は看護師2年目のときに知り合いと障害者の就労支援事業所を立ち上げ副代表として働いていました。
しかし、私が転職したりいろいろありまして、副代表を降りてここ数年はかかわらずにいました。
時は流れ、事業所を利用する人も増え、職員数も大変な数になったんです。
7年目を迎えた今年、代表から戻ってくれないかと打診され、快諾し副代表として運営にかかわってます。
ただし物理的に距離が80km離れた隣県なので、月2回行けるぐらい。
もっと近い人がよいのではなんて思うかもしれませんが、立ち上げたときの志が同じ人じゃないと、簡単に事業は終わってしまうと思うんです。
そこで私が呼ばれたんだと思います。
今後はそこにかかわるすべての人が幸せになれるような楽しい事業所運営と、継続的な利用者支援を運営を代表とともに行っていきたいと思います。

緊急事態宣言などで外出が制限され、私たちも見えないウイルスに対応を悩まされたここ数年。休日のたびに1日をどう過ごそうか悩み、何度もお風呂に入って過ごしたりしていましたが、今は再び動き出したものが休日の日課になってます。
すべてメインの病院勤務以外の時間で行っているもの。
適度に休みつつも「休みがない」という感覚も、再び感じられるうれしさがあります。

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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ10年目看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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