なぜ呼吸を学ぶことは難しく感じちゃうの?理解し始めると見えてくる楽しさって?|ゼロからはじめる呼吸療法認定士受験|#002

河添有希
理学療法士
 


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大事だってのはわかってる。解ってた方がいいってのもわかってる。
勉強しなきゃってずっと思ってる。でも、でも、なぜか気が進まない!
なんて思ってる方も多いんじゃないですか?

呼吸の勉強は地獄巡り!?

病棟にいるとよく「呼吸の勉強って難しそうでどこから手をつけていいかわかんないです」なんて声を聴いたりします。

そう、確かにどこから勉強していいかが非常にわかりにくい。
解剖学? 生理学? 病態? 人工呼吸器? フィジカルアセスメント?

いろーーんな分野がありますよね。そしてそれぞれに色んな地獄が待ち構えているわけです。血液・呼吸機能検査・各種パラメーターなんかの数字地獄。ついでに計算式なんかまで出てきて、文系の方からするとハードルが非常に高くなってしまいますよね。

人工呼吸器・人工心肺・モニター等の機械地獄。機械の構造を理解しないと患者の安全管理上問題があるなんて言われると機械オンチには困ったもんです。

その機械地獄から派生してアラーム地獄。けたたましい音とともに判断を迫られるストレスたるや…。

極めつけは感覚地獄。視診・触診・聴診を駆使したフィジカルアセスメントは重要とわかっていても・教えられても・学んでも感覚的過ぎて正解がわからない。伝えたくてもなんとも伝わらないあのもどかしさ。

このような沢山の地獄をしっかり巡って、情報を得た上で病態と結び付けろ・自分たちの職として何ができるか考えろとくるもんだからほんとにややこしいわけです。

知識の土台がないと理解はなかなかすすまない

担当した患者を理解しようと、その時々で様々な勉強をすると思います。でもそれって出された問題に対して正解になりそうなワードを必死に探してるってパターンが多いですよね。そうなるとその状況やその患者に限定された知識となってしまい、新たな状況になったときに柔軟に使える知識でなかったりします。さらに応用もきかないのです。それを防ぐにはやはり基礎から標準的知識をある程度網羅して持ち合わせておく必要があります。その手段として3学会呼吸療法認定士は抜群なわけです。

感覚地獄の打破に必要なのは情報の統合と解釈

先ほど感覚地獄の話をしましたが、確かにアセスメントを取るという1つのことだけをみると難しいです。それはその1つの仮説を補強してくれる他の情報を持ち合わせてないからなのです。様々な情報を取り、総合的にみてフィジカルアセスメント情報を解釈していく必要があります。

理解が進めば先手を打てる

呼吸・集中治療好きな人・勉強してきた人に共通していることは、「数字・機械が無いと逆に怖い」ってことだと思っています。これはなぜかというと、患者の身体の中の状態を理解するきっかけが検査数値や機械の発する音・波だったりするんです。それらの情報を常に把握しておくことで、患者はこんな状態かもしれないと仮説を立てられるようになります。そしてその仮説も同時に何パターンも立てられるようになるんです。その仮説を基に予め対策を何パターンも用意できていれば、そしてその通りに事が進めば…こんな気持ちいいことなかなかないですよ!身体の中で生じている事を理解できるようになるのは本当に興味深いことです。是非今よりも深く勉強してみてはいかがでしょうか。

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#001  3学会呼吸療法認定士ってどんな資格? 資格取得の意義と取得までのstep



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