呼吸療法認定試験勉強に必要なもの|ゼロからはじめる呼吸療法認定士受験|#003

河添有希
理学療法士
 


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この呼吸療法認定士資格の取得はみんなと共通言語で話せるようになるスタートラインに立つみたいな感じです。でも、合格が目標なだけだとなんだか寂しいところもあるので、これをきっかけに呼吸のことが好きになってくれると嬉しいです・・・が、合格しないと始まらないですよね。

日々の仕事をしながら、家庭の事をしながら勉強していかなければならない人が多いと思います。より効率良く効果的に勉強していくには必需品があるんです。

3学会呼吸療法認定士の試験範囲ってご存じですか?

これはもうはっきりしています。そう、講習会で使用されるテキストです。あれ以上でもあれ以下でもないです。見たことある方はわかると思いますが、まぁまぁな重量感ありますよね。第1回・第2回で言っていたみたいに、体系的に呼吸の事が学べるので最低限の量であってもこれくらいいっちゃうわけです。

受験される方で、この内容すべてに精通している方はなかなかいないと思います。日常的に呼吸療法に携わっていない方はもちろん、携わっている方でもすべての領域(集中治療領域・在宅・機器管理など)で業務を行っているわけではありませんので、初耳な事も多々あると思います。

この分厚いテキスト読んで隅から隅までサクッと覚える事ができれば問題ないけど、そうはいきませんよね。

テキストは辞書、参考書の過去問で鍛え上げる

働きながらの勉強で隅々まで読み進めてから、まとめたり問題を解いたりなんて時間はなかなか取れません。しかし、決められたテスト範囲の中で悩むのは我々受験生だけじゃありません。問題作成者も同様です。テスト範囲から外れた設問はできないんですよ。という事は、キーワードは過去問の問題文に隠れています。わざわざ問題にするって事は重要な所ってことですからね。テキストの章ごとに過去問の問題文を読み、わからない単語を調べて理解しテキストで使われる文脈を見ていけば理解の進み方は非常に早いです。

自分の属性と参考書

ネットで呼吸療法認定士の勉強方法を調べれば色々な参考書のレビューが出てきます。あの噂の『青本』もね。青本は一部有志が自費出版している過去問集です。他を圧倒する問題量があります。でも解説はほとんどなく、時折問題文や回答に誤りがあります。これに気づくことができたり、疑問に思った時にすぐに聞ける環境にあるかどうかは参考書を選ぶ上で大事な要素です。では、自分には一体どんな参考書が合っているのか。
これは今現在の自分自身の臨床経験と置かれている環境に基づくべきです。なぜならば、日常の臨床で使用している単語は頭に入りやすく、解説も本がなくとも聞ける環境だからです。

受験者がつまずきやすいポイント
①人工呼吸器
②各種計算式
③吸入薬


そして、ご自身の環境として
(1)現在置かれている環境が集中治療領域・呼吸器内科・またはそこに出入りし診療・業務を行なっている
(2)人工呼吸器に触れる機会が多い・RSTに属している
(3)呼吸器内科病棟で吸入薬には慣れ親しんでいる


この3点に該当しない場合は間違いなく『青本』はつまずき、萎えます。やめましょう。
いや、買っても問題なしですが、今直近でやるべきものではありません。違う参考書にしましょう。そういう方には丁寧な解説の付いている参考書がおすすめです。

三種の神器、テキスト&100日ドリル&青本

試験前の追い込みで問題をひたすら解きまくるときには『青本』がおすすめです・・・が、解説難民になると勉強は進みません。丁寧でボリュームのある解説がある参考書を手に入れておけば効率良しです。青本で問題量は稼げるので、解説が丁寧かどうか、これが購入基準です。

では解説が充実している参考書でおすすめは何かと言えば『100日ドリル』です。なんせ全問に丁寧な解説がついています。解説難民の出やすい認定士試験参考書のなかで圧倒的に丁寧でボリュームがあります。『100日ドリル』の問題文を読む→重要単語が出てくるその前後をテキストで読む→問題を解いてみる→解説をみるのループで勉強すればかなり効率良く勉強を進めていけます。疑問に思った事がすぐに解説を読んで理解できるってのは重要な事です。解説付き参考書の役割は最初に過去問を解く時の補助輪みたいなものです。

効率的な勉強の進め方の詳細はまた解説します!

//バックナンバー//

#001  3学会呼吸療法認定士ってどんな資格? 資格取得の意義と取得までのstep
#002  なぜ呼吸を学ぶことは難しく感じちゃうの?理解し始めると見えてくる楽しさって?




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