マインドフルネスと聞いて「瞑想」と考えると、敷居が高いかもしれません。でも「呼吸に集中する」と考えれば、呼吸は私たちが日常に行っているものですから、試しやすいと思います。

プレゼンテーション力を伸ばすために必要なこととは、①人のプレゼンテーションを意図的な視点を持って聴く、②発表会を目的化するのではなく、プレゼンテーションを作り上げる過程を共有する、③テンプレートを用いることで、自分の意思を述べることができる基礎的な力を養う、ことだと思います。

ケアレスミスを減らす方法は、ケアレスミスをすることを前提に「見直して気づく方法」を身につけることです。ケアレスミスを減らす試験中の見直し方をパターン別に見ていきましょう。

ディスカッションやカンファレンスの方法について、モデルとなる映像教材はたくさんあります。しかし、自分たちの動画を教材化することで、自分がどのように発言し貢献できているのか、また、自分やクラスメイトがどのような考えや価値観を持っているのかに気づくことができます。今後、ディスカッションやカンファレンスを通して新しい知見を得る楽しさ、さらには、患者の看護において試行錯誤する思考力につなげていきたいと思います。

看護教育では、単なる知識や技能の習得だけでなく、自分の経験を踏まえて自分なりに答えをみつけていく態度の習得が求められます。それらは学生と教員・指導者が共に教材に向き合うやり取りの中で修得することが期待されます。学生自身がPDCAサイクルを回して成長していく過程に寄り添っていくこと、すなわちケアリングができれば、今どきの看護学生も生き生きと学び続けることでしょう。

関西医科大学看護学部教授 安酸 史子先生による「コロナ禍実習の経験と今後の実習への展開について」をご講演いただきます。ぜひご覧ください。

業務従事者届の届出義務者とは誰のことを指すのでしょうか。「看護部や事務部門などが業務従事者届を集めていたから、届出は、医療機関なのでは？」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。果たして誰なのでしょうか。

看護学生に「あんなに説明したのにどうしてわからないの？」などと感じることはありませんか。それは、学生にスキーマ（schema）が身についていないからかもしれません。

オンライン授業などで画面共有をする際、カーソルを強調して表示させることで、説明している箇所をわかりやすく示すことができます。

保健師助産師看護師法（以下、保助看法）における「看護師免許」と「看護師免許証」について、区別して適切に理解できているかを確認しましょう。

あまりに高い目標では到底到達できないと、最初からあきらめてしまいます。逆に、あまりに低い目標では、つまらなくて挑戦したがりません。少しだけ高い、頑張れば手が届きそうな目標を設定して、自力で成功したと感じるとまた挑戦したくなるものです。

最終回の第４回は、先輩－後輩関係から学ぶピアラーニングの教育的意義について私達の見解を紹介します。

模試は、受験時の国試学習の到達度を評価するためだけではなく、それを受験後に活用するためのものでもあります。模試の受験時に、その後の活用を考えて印をつけておくと、効率的な模試活用の学習がスタートできます。

世代間ギャップは古代から言われています。1歳違えば経験が異質で、理解できない言動をします。「自分の頃とは違う」のは当然です。看護学生の時代背景を基に理解しようと試みることが学習者を理解する近道です。

模試受験中の時間配分についてですが、国試学習でも、仕事においても、スケジュール管理（段取り力）は重要です。本試験受験後「時間が足りなかった」という学生がいます。それは、途中で残り時間と残りの問題数を確認して、スピードアップすることができないからです。模試を活用して、「時間が足りなかったから」を理由とする不合格を防ぐことが可能です。

基礎看護実習を終えたばかりの2年生が、1年生のコミュニケーション演習に事前準備をもとにピアサポーターとして参加し、指導するという経験を通して得られた教育効果についてご紹介します。

先輩－後輩関係から学ぶピアラーニングは、2年生のロールプレイの見学と対話によって、2年生と自分を比較でき、振り返りの観点が明確になります。1年生は、2年生と自分との違いを発見しながら自分の良い所や改善点がわかることで、看護職としての自覚を身につけていくきっかけとなります。

看護師・弁護士で、前日本看護協会参与の友納理緒先生による「パワハラ・アカハラの防止と対策」についてご講演いただきます。今回は「アカハラ」についてのご講演です。この分野での講義はめったに見られませんので、ぜひご覧ください。

国試学習においては、2月の受験までの長期的な計画（スケジュール管理）が必要です。学生の多くはそれができません。段取り力とも言い換えられますが、模試の受験とその結果は、国試対策計画の立案と修正において、大きな柱となります。

関係法規などの講義において、保助看法を教授することは必須であると思います。その中でも、「免許」と「免許証」に関して、その意味の違いや手続きの違いについて、適切に教授できているでしょうか？