メディカ出版が運営する看護管理者向けの情報提供サイト『看護管理サポート』の記事を紹介する「for MANAGER」。今回は病棟マネジメントについて参考になる記事のご紹介です。





今回ご紹介するのは、国の施策や看護界を取り巻く状況、日々の働き方や組織づくりに関連した情報など、看護管理者が知っておきたい最新ニュースを、日本男性看護師会発起人でこれまでの看護師、保健師、訪問看護ステーションの開業や国会議員政策担当秘書など経て、現在は国際医療福祉大学博士課程に在籍する坪田康佑先生が解説する「看護管理者が知っておきたいツボニュース」です。

2024年1月19日配信の記事で取り上げられているニュースは『「看護師等の確保を推進するための措置に関する基本的な指針」31年ぶりの改定』です。

この基本指針は、1992年に制定された「看護師等の人材確保の促進に関する法律」がきっかけで、指針を定めることが義務づけられて作成されましたが、改定のきっかけとなったのは、2023年2月の自民党看護問題小委員会における日本看護協会からの意見だそうです。そして5月に医道審議会・保健師助産師看護師分科会の「看護師等確保基本指針検討部会」が開催され、8月にはパブリックコメントを募集、10月に改定に至ったということです。

記事では、まず1990年と2020年における看護師を取り巻く時代変化の比較から始まります。看護師数は83.4万人から173.4万に増え、1万人強だった男性看護師は約10倍となっています。また病院数は10,096病院から8,238病院に減少し、1990年にはゼロだった訪問看護ステーションが1,293カ所になりました。

坪田先生は、今回の改定のなかから、看護管理職として押さえておきたい点として次の3つを挙げています。

(1)新たな看護師の確保の困難
(2)看護職員の就労環境改善
(3)看護師教育の充実


今回の改定は、急激に変化が起きているこの時代、変化しないことは、高速道路で止まるくらい危険だということを考えさせられる内容だったと坪田先生は言います。

ぜひ、看護管理職として押さえておきたい3つの点それぞれの解説を『看護管理サポート』サイトでご覧ください。

■看護管理者が知っておきたいツボニュース
第1回 令和6年度厚生労働省看護関係予算概算要求資料からの未来予測
第2回 「看護師等の確保を推進するための措置に関する基本的な指針」31年ぶりの改定
第3回 看護業務の効率化先進事例アワード~革新的な取り組みの祭典~








【紹介した記事の著者】
坪田康佑
慶應義塾大学看護医療学部卒。Canisius College(米国ニューヨーク州)卒/MBA 取得。無医地区に診療所や訪問看護ステーションを開業し、2019 年全事業売却。国家資格として看護師・保健師・国会議員政策担当秘書など、民間資格ではメディカルコーチ・M&A アドバイザーなどを持つ。現在は国際医療福祉大学博士課程在籍、看護師図鑑(https://cango.blog/)を運営。






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