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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「病棟で最近見かけないもの」です。

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急に秋らしくなりましたね。
あの毎日35℃超えの暑さはなんだったんでしょうって感じですよね。
それにしても今年の夏は暑かった……。

さて、今回のテーマは「病棟で最近見かけないもの」。
これがですね、私、大変古い病棟で働いておりまして、昔よく病棟で見たものが物置においてあったりするんです(笑)。
そのため、僕にとっては「まだ普通に見る」物も多かったりします。

最近見て「懐かしいな」と思ったのが「フタの付いている体温計ケース」。
もう最近は非接触式体温計がメインですが、フタがついててしまえるタイプの体温計。
もう30年ぐらい前のものですかね。
なんか僕が子どものときに家にあった気がします。

あとは最近は電子カルテになったので、手書きで看護記録を書くこともなくなりましたよね。
ですので、カーデックスといわれる看護記録などを挟む大きなファイルも見なくなりましたね。
私が新人時代はまだ手書きでしたので使っていました。
まだ電子カルテではない施設もあるとは思いますが、手書きってなんのメリットもないですよね。

あと、目盛りのある体重計も見なくなりました。
ただ、デジタル式のやつ、結構見にくいんですよね。
下にかがまないと見えないし、患者さんの立ち位置によっては画面が見えにくい。
昔よく銭湯とかにあった目盛りが目の前にあるような体重計が便利だと思います。
時代が変わるといろいろと便利になっていくものが多いですが、体重計などはアナログのほうが見やすかったりします。
あとシンプルだから壊れにくい。
電池交換も必要ないしと、アナログ体重計の優位さが目立っている気がします。

アルコール綿は昔、茶色のガラス瓶に入っていましたが、さすがに見なくなりましたね。
あとカスト缶とか。
ガーゼも清潔操作でカスト缶から出すみたいなことをしていました。
いまや個包装ですからね。
でも、鑷子(セッシ。漢字変換で出ないのは医療用語だからですかね)でガーゼを清潔操作で取り出すとか、看護学校時代に習ったんですが、もうこういう技術も必要ないんでしょうね。
「清潔操作が大切」と意識付けができたこの作業。
時の流れでロストテクノロジーになったんですかね。

今回「なにが見なくなったかな」と思いながら、病棟の倉庫を眺めてたんですが、いろいろありましたね。
というか、「僕が看護学生のときには使ってた」ものも10年以上前なので、時の流れの早さに驚きを隠せません。

いまの新人さんが使っている装置や技術も、今後は変わっていくのかもしれませんね。

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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ12年目看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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