「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「オンコールの日の過ごし方」です。
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今回のテーマ「オンコールの日の過ごし方」というのは、病棟で働く看護師にはあまりピンとこないテーマだと思います。
そして「夜勤より簡単なんじゃないの?」なんて思う読者の方もいるかもしれませんね。
でも、実際に在宅などでオンコールを持つと、オンコールの日、けっこう責任を感じるんですよね。
なんでしょうね、なんでもない携帯電話ですが、妙に重く感じるんですね。
私のところはスマホではなく折りたたみ式の携帯電話だったんですが、オンコールのときに持ち帰るとその重さで「存在感がすごいな」と思います。
まあ、オンコールって基本的には「鳴らないように環境を整える」ことが大切ですよね。
利用者さんに説明をうまくしないとずっと鳴るような感じになってしまう。
とくに精神の利用者さんとかは電話以外にも事業所にメールをたくさん送る人もいますよね。
それが不安の現れですが、問題は「その不安はオンコールで対応しても良くならないことが多い」んですよね。
ちゃんと日中に連絡したり、自分で日中に受診できるよう環境を整えることが大切だと思います。
正直な話、オンコールって一晩持っていても、そんなに高いお金をもらえるわけではないじゃないですか。
でもなにかあったらすぐに対応しないといけない。
毎晩毎晩なにかあるわけではないですが、夜勤とも違う、でも何かあったら対応するし、緊急対応もする必要があったりする。
なんか「家でも仕事している」感じがあって、私は正直苦手です。
あと、これは話から少し離れますが、この前電車のなかで通話している高齢者がいました。
まあ、そんなに混雑していない車内でしたけど、基本的に通話ってマナー違反となるじゃないですか。
それなのに20分ぐらいは話していましたね。
これ、オンコールとかの緊急携帯が電車のなかで鳴ったら、最寄りの駅で降りてかけ直したりするわけじゃないですか。
電車のなかで通話しても、ある程度許されると思いますが、まあ、すぐに降りますよね。
なんか理不尽だなって思っちゃいましたね。
電車だからと短く伝え切ってしまうのも利用者にとっては心細いし、かけ直すまで待たせるのもつらい思いをさせるなって。
電車のなかでオンコールが鳴ったらという対応、どうすればいいのかわからないので、ぜひみなさんに教えていただきたいものです。
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fractale~mizuki~
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乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
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