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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「仕事で小さくガッツポーズしたこと」です。

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今年の秋はどうなってるのでしょうか?
暑くなったり寒くなったりと急激な気温の変化で、体力を奪われているような気がします。
加齢による体力の低下とともに、気候からも体力を奪われてしまってます。

さて、今回のテーマ「仕事で小さくガッツポーズをしたこと」ですが、私は小さくではなくどんなことも大きくガッツポーズしています(笑)。

私は「効率的」って言葉が好きです。
そのためにどんなことも頭の中で順序立ててやっています。
効率的と言っても、たいしたことではないんです。
昔、先輩の看護師に「手ぶらで帰ってくるな」と言われたので、それが日常生活でも頭をよぎってしまい、例えばコーヒーを淹れるときも、「ここで立ち上がって、コーヒーを取りに行く途中でポットに水を入れて、火にかけて、戻ってくるときにロールケーキを持ってこよう」と、すべてのことについてなにか理由をつけて、なるべく無駄がないように動こうとしています。
日々こんなことを考えているため、なんだか頭が疲れてしまいますね。

仕事に関しては、スムーズにいくと何事もうれしいですよね。
とくに私の思っていることが、相手にスムーズに伝わるとうれしいですよね。
「おお、わかってくれる??」みたいな感じで。
仕事がスムーズに進むのは快感です。

病棟で働くといろんなスタッフがいるので、みんなと同じ考えで仕事を進めることが、一番仕事が効率的にいくことだと思うので、みんなと仲良くやることが、一番効率的なのかなと思います。

あとは訪問看護などで、ちゃんと時間どおりに進むこと。
自分の考えた時間どおりにうまく進むのは本当にうれしいものです。
訪問看護の場合、たまに訪問しても利用者さんがいなかったりすることがありますよね。
そうなると予定を組み直したりしないといけないので、個人的には一番嫌いなことです。

利用者、患者さんの回復が目に見えるのも、小さくガッツポーズしてしまいますよね。
うまく社会資源を利用でき、うまく社会で生活できる。
これほどうれしいことはありません。

私たち看護師は、利用者、患者さんの人生のほんの一瞬しかかかわりません。
その一瞬のかかわりですが、少しでも力になれるとこの仕事やっててよかったなと思ってます。

これからもいろんな行動のスムーズさを考え、それを武器に働いていきたいと思います。

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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ12年目看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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