看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回は「なんでこんな名前つけたんだっていうもの」を綴っていただきました。
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今回のテーマは、「なんでこんな名前つけたんだっていうもの」です。
なかなかニッチなネタですね。
衝撃だったのは、尿漏れする人によく使う、「◯ン巻き」。
伏字になってますが、名前のとおり、陰茎にパッドを巻きつけるのです。
これ名付けた人、うまいなーと思いました(笑)。
ナースたちも平気で使うから、それがまたシュール。
自分の育った病院だけだと思ってたら、普通にいろんなところで使われてることに驚きました(笑)。
訪問看護のときはできるだけ品の良い対応ができるよう心がけていたので、ご家族様の前で口が裂けても言えませんでしたが(笑)。
さて、実はこの記事。
記念すべき100回目となります。
(みなさん、本当にありがとうございます!!)
100話を◯ン巻きの話にしてしまうのは自身の気持ち的に微妙だったので、ちょっと方向性を変えます。
言葉ではなくて、イントネーションのお話です。
この世界って、変なイントネーション多くないですか?
最近だと、あるCMで上白石萌音さんが「エビデンス(↓)です」って指摘してますが、我々の世界では「エビデンス(↑)」って当たり前に使います。
その他、まだまだあります。
「リーダー」って、それ単体で使うと「リーダー(↓)」ですが、我々の世界では「リーダー(↑)」
同様に、「メンバー(↑)」。
あれあれ、わたしたちの職種ってなんでしたっけ。
そうです、ナースです。
「ナース」も「ナース(↓)」が本来の発音かと思いますが、「ナース(↑)さん」と言われることも多いです。
「リハ(↓)」さん、「リハ(↑)」さん、どちらも聞いたことある気がします。
こう見ると、語尾を上げるのが好きなのでしょうか。
簡単に調べてみましたが、とくに理由はわからず(笑)。
最初、違和感があったのですが今となってはそれが普通になってしまって、それがまた違和感ですよね。
医療者じゃない人との会話で、普通の発音をしている自分にザワザワします(笑)。
本当にいろんな意味で特殊な医療界。
他職種と話すと、やはりなんかちょっと違うなと思えてしまいます。
が、やっぱり界隈にいると落ち着いてしまう。
良いのか悪いのか悩みつつ、そんなところも好きだったりします。
先が見えなすぎて、職種を変えようと思ったこともありつつ、結局のところ業界は変えられないと思ってる。
さ、今年も医療界のために頑張るか。
今年もよろしくお願いいたします。
みなさまにとって、素敵な一年となりますように!
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fractale~satomi~
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三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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