看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回は「フラクタル」の連載が100回を迎えたことを記念して、mizukiさんとsatomiさんにリアルで集まっていただきました。これだけ息の合った連載を続けていただくお二人も実に4年ぶりに直接お会いされるとのこと。たくさんのお話を聞かせていただくなかで今までの記事を振り返ってもらったり、これからの連載の方向性についてもざっくばらんに話していただきました。前編・後編の2回にわたって掲載します(前編はこちら)。
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編集部:
それでは、これからのフラクタルの活動についてお聞きしたいです。
思ったんですけど、誰かがメンバーに入ってくるといった展開などは考えていませんか。
mizuki:
お互いにつねに忙しいんだよね。
satomi:
そうなんですよね。
mizuki:
お互い忙しくて、なかなか会う機会もないしね。じつは2023年の春に大学院に進学しようと思ってたの。だけどちょっといろいろあって、今すぐの 進学はやめようと。いつか行くかな。ただ昨年、「今年は進学しないぞ」って決断してから自分が転職することになっちゃったから、進学の話がまた遠くなっちゃった。そんな感じでなんかお互い忙しくて、フラクタル自体で活動できていないしね。
satomi:
そう、フラクタル自体がぼやっとしちゃってて。だから、このメディカLIBRARYとのコラボをやってることが今はメインの活動になってる感じかもしれないです(笑)。
mizuki:
でも、それはそれでいいかなと。
satomi:
そう。だから、「誰か新しい人に加わってもらうか」なんてはじめは言ってたんですけど、そうするとフラクタルのカラーも変わっちゃうし、この距離感がちょうどいいみたいなところもあって。
mizuki:
ただね、2人でそれぞれ隔週の掲載だから、すぐ締め切りがくるの。
satomi:
2週間って結構早いですよね(笑)。規則的な習慣ができて私はよかったかもしれません(笑)。
mizuki:
各回の取り上げるテーマも、先々のものを4~5本ずつ編集部と決めて書いているんだけど、何がいいかなと相談してるうちに、前に決めてストックしていたテーマを書ききったりしちゃう じゃん。そういうスケジュール的なところが けっこう大変かなと思うけど、このまま行くのもありかな。もし万が一、お互いがすこし落ち着いたときに、新たな方向性で何かやってもいいなと思うし。
satomi:
新しいことをする機会はくるかな、みたいな感じですよね。誰かが入るにせよ、何か新しいことやるにせよ。きっかけがあれば、きっと2人で合意して進んでいくと思うんですよね。お互いのタイミングなんで、焦ったりしていませんね。
mizuki:
この連載が続いたことによって、フラクタル自体も続けることができているところもあるので、ほんとにこの連載には感謝しています。自分としても、看護師をやってきて良かったなっていうことをほかの人にも伝えるいいきっかけにもなっているし。
satomi:
この連載は振り返ることと未来を見ることが同時にできるので、 すごいありがたい機会をいただいてるなって思っています。
編集部:
今までのカラーを大切にしつつ、気づけば何か新しいことが始まっているかもしれませんね。続いての質問ですが、この連載では新しい取り組みなどは考えていらっしゃいますか。
satomi:
そうですね、できることなら今までやってないことにチャレンジしてみたいですね(笑)。
mizuki:
たしかに!今までとまったく違う方向性で書いてみたいなっていう気もするし。たとえば『メディカ出版の訪問看護ステーションで働いてみた』みたいなのはどうでしょう。2~3日間ぐらい訪問看護師として働かせてもらって感じたことを書くの。
編集部:
体験レポート的な感じですね。
mizuki:
そう。1回きりじゃなくて1年ごとに行くの。「またこの時期がやってきました」みたいな。
satomi:
監査みたいになってますね(笑)。私はブランクがあるので、もし訪問看護ステーションで働くとなったら戦力になるのかわからなくてすこし心配です(笑)。じつは毎回の原稿を書くときも、こんなに偉そうに書いちゃっていいのかなっていうのがつきまとっているんです。
編集部:
それはお二人がどういう立場で書かれているかではなくて、どういう視点で書いていただけるかを大事にしていますのでまったく気にしていただかなくて大丈夫です。
satomi:
よかった。それであれば新しい取り組みでもなんでもチャレンジしたいと思います(笑)。
編集部:
それではお二人の新しい展開に期待させていただきつつ、これからもお二人ならではのお原稿を楽しみにしています。本日はどうもありがとうございました!
(終)
編集部からのお知らせ
フラクタルのお二人に書いてもらいたいテーマを募集しています。
ご希望のテーマをこちら宛にメールをいただくか
#フラクタルのテーマ とハッシュタグをつけてTwitterでご投稿ください。
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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ12年目看護師(@c_mikzuki)
乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
fractale~satomi~
twitter:さとみ(@minisatominy)
三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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