看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「職場に行くと思い出すこと」です。
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2023年12月から訪問看護で働くようになり、夜勤がなくなりました。
オンコール制度があり夜間に電話対応することもありますが、深夜まで起きていることがなくなりました。
夜勤をやっていたころは、夜に起きて仕事をする以外に、夜勤を終えて家に帰り、お昼前から爆睡して、夜に起きる感じでした。
なので、深夜に起きていることが本当になくなりました。
なんか、夜、しかも深夜のほうが脳が覚醒するのか「思い出すこと」って多くないですか。
思い出す内容はいろいろですが、たとえば支払いのこととか、買い忘れていた物のことなど、いろいろ思い出します。
ちなみに文書も圧倒的に夜に書きます。
「夜中にラブレターは書くな」という言葉がありますが、夜はどんどんと言葉が出てきて、書くのも恥ずかしいフレーズも夜中は書けるみたいです。
そのため、夜間の患者さんの訴えはほどほどしか傾聴しません。
どんどん話が膨らんで、患者さんも脳が覚醒してしまい、まったく眠れなくなるからです。
精神症状も睡眠に直結しますので、悪化させてしまう原因にもなります。
さて、今回は「職場に行くと思い出すこと」がテーマ。
まず思いつくのが「昨日やり残した仕事」ですかね。
いまは訪問看護で、「あ、昨日の記録まだ終わってないや」とか「報告書書かないとな」などを思い出します。
家でも思い出すことはあります。
そして時代の流れというか、場所に縛られない働き方になったというか、家でも仕事をやろうと思えばできるんですよね。
これが厄介。
病院の電子カルテは基本外では使えませんが、訪問看護は「事務所外でする仕事」なので、職場以外でも仕事ができてしまう。
なんだろ、なんか家に帰っても仕事ができるのは、便利な半面「仕事を忘れる空間がない」ことになるので、なにか「仕事にずっと縛られている」感じがあります。
仕事は職場で思い出したいですよね。
なんか家で思い出すのって、脳が休めてないからかなと思ってしまいます。
自分が看護師になったばかりのとき、仕事終えても毎日寝るまでは翌日の仕事に対する不安しかなかったです。
本当にきつかったですね。
仕事に関する悩みは、職場に置いて帰りたいですね。
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fractale~mizuki~
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乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
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