看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「今だったら看護師としてどういうキャリアを選択するか」です。
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5月になりました。なんだか毎週のように月曜日は雨が降る関東です。
天気が悪いと、気持ちが下向きになり、出勤するのが嫌になりますね。
まあ、天気とどれぐらい影響があるのか、「毎日晴れていても出勤が嫌なのではないか」と思ってしまいますけどね（笑）.
さて、今回のテーマは「看護師のキャリア」について。
僕も振り返ればいろいろな道を歩みつつ、今の立場になっています。
自分のキャリア、人生って自分で選択するものでもあれば、外的要因に影響されることも多いと思います。僕は結構外的要因によって決まった気がします。
僕は最初、脳外科に配属されました。
看護学校の実習でもいかなかった領域。
しかも、しっかりと国家資格を持った正社員として働くわけです。
ものすごく期待と不安がありました。
でも、働いてみるとなかなかうまくいかない。
先輩にはしつこく注意され、しかも男性だから目立つんですよね。
なにやっても目立つ。
目立つからこそいろいろ言われる。
なんだか心底疲弊しましたね。
だからある日、出勤せず無断欠勤。
車の中で退職願を書いて郵送したことがあります。
それぐらい職場に行きたくなかった。
家も居心地悪かったな。
その後は違う病院に行くも、やっぱり仕事の大変さとつらさで仕事にいけなくなりました。
まあ、そんな感じだったので、看護師辞めようとしました。
でも、最後に看護学校のときに楽しさを感じた精神科と在宅をやってから辞めようと思い精神科の病院に就職。
なんかすごく働きやすくて、看護師をそのまま続けてます。
なんだろ、自分に合う領域を見つけたんでしょうね。
いままでの苦労がなんだったのかと思う感じで、普通に働けました。
でも、苦労したからこそ、いろいろと得たものもあります。
看護の世界だけではなく、いろんな世界を知りたいと思えたことです。
ある病院では、僕は病棟では働けず、しばらく看護部長のお手伝い的な、事務的な仕事をしていたんです。
そのときに出会った人に「NPOの運営を一緒にやろう」と言われました。
そのNPOでいろいろな書類を作ったり、営業に行ったりしました。
この経験を元に、こども食堂のNPOも設立できました。
本当にたくさんの人たちと一緒に活動できたのは、自分の財産だと思っています。
いろんなつらい経験をしましたが、結局は今の自分を作ったのは自分。
キャリア迷子ですが、これでよかったのかな……。
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fractale～mizuki～
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乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋～とうきょうスカイツリー駅前。
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