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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「他職種とかかわる際に気をつけていること」です。

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6月になりました。
なんだか今年も暑いですね。
もはや30℃を超えるのも珍しくないこのごろ。

昔、小学生のころ。
千葉県船橋市に住んでいた私。
30℃を超えたら外で遊ばないようにって言われたのを覚えてます。
プールも外気温が25℃以下で今日は中止なんて言われたと記憶してます。
朝晩は涼しく、夏休みのラジオ体操も朝の涼しさのなかでやった記憶しかありません。
いまや朝から暑く、朝でさえ木陰を探して歩く感じ。
本当に世の中が暑くなりましたよね。

さて、今回のテーマは「他職種とのかかわり」について。
私、メディッコという、多職種連携についての情報発信をしているメンバーに加わってます。

なぜ私がかかわろうとしたか。
それは本当に簡単で「他職種への知識が低かった」から。 

私、看護師になったばかりの新人のとき、とてもとても業務が多く大変な日々を送っていました。
検査出し、リハビリの送り出しといろいろやっていたのですが、私が直前に患者さんに入れた点滴、ものすごくがんばって入れた点滴。
点滴を入れたあとにリハビリに行ってもらったのですが、リハビリ後にリハスタッフから「すぐに落ちなくなりましたよ」と言われたんです。
なんか、医療職種だからといって汗だくになって点滴入れなくても、同じ病院で働けるなら、そっちのほうがいいなってうらやんでたんですよ。
なんかそのあたりから、看護師以外の仕事に対して嫌悪感を感じてきたんです。
「看護師が一番大変な仕事してるのに、ほかの仕事は楽でいいなー」って。

でも、やはり看護師だけでは病院なんて回らない。
患者さんの回復が看護師だけでは進まない。
それを知ったのも他職種とのかかわりでした。
患者さんが「リハビリすると本当に身体が動くようになるのよね」と話してたんです。
あー、看護師が生活援助するだけでは、回復ってないんだなって。
そして日常生活ができるように、患者さんとどうすればいいか悩んでいると、リハスタッフがさっと答えを出してくれたこともあったんです。

もうね、「かっこいいな」って思ったんです。
このあたりから、わからないことがあったらすぐに「専門家」に聞くようになりました。

やはり、餅は餅屋なんですよね。
もう、答えが的確。
そしてわかりやすいんです。
しかも、同じ職場にそんなプロがいるわけじゃないですか。
言い方悪いですが「無料」でプロから教えてもらえるんです。
そして患者さんも回復へ早く向かえる。
win-winですよね。

だから他職種とのかかわりはとても大切なんです。
仲良くして損はありません。

同じ病棟やステーションで働く他職種の方々とうまくやることが、看護の質を高めることになると思います。

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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ14年目精神科看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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