看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「看護を漢字1文字で表すと」です。
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「梅雨」という時期になりました。
が、僕の子どものときの梅雨とは感じが違います。
訪問先の利用者さんとも話すのですが、昔の梅雨って、少し肌寒く、しとしとと降り続く感じでしたよね。
学校から帰っても雨だからどこにも行けず……。
自転車に乗るのが大好きだった子どものころの僕は、雨で自転車が乗れず、子ども部屋にレイアウトした「Nゲージ」という鉄道模型で遊んでいました。
まあ、Nゲージは晴れても雨でも遊ぶんですが（笑）。
今の梅雨って、なんかスコールみたいに一気に雨が降り、そのあとうだるような暑さになりますよね。
いやいや、こんなに蒸し暑いのはつらいですね。
仕事で訪問看護の仕事をしてますが、自転車なので雨合羽を着ての移動。
とにかく蒸します。
さて、今回のテーマ。
看護を漢字1文字で表すですが、ちょっと悩みました。
やっぱり精神科らしく「脳」「心」とかでいこうとしましたが、ちょっとひねって「頭」にしました。
看護師の仕事、とにかく「頭」を使いますよね。
病棟では「今日はどういうタイミングでベッドメイキングするかな」とか「午後一番に部屋移動だな」とか。
とくに精神科で働く場合、患者さんへの対応は一般病棟以上に気を遣います。
たとえば精神興奮が激しい患者さんへの対応は、複数名での対応が基本ですが、じゃあ誰と一緒に行くか。
大勢のスタッフを集めるにも、そのタイミング、みんなに情報伝達する方法、なぜこのタイミングで患者さんのところに行くかなど、本当に頭を使います。
訪問看護でも、利用者さんだけではなく、家族対応も必要。
時としてほかの社会資源につなげられるように、そのための知識やケアマネジャーへの連絡、往診医師への状態報告と、本当に頭を使います。
また医療者の先頭としての「頭」もありますよね。
医師が回診するとき、先に看護師が情報提供をしたりカーテンを開けたりします。
また患者さんが医師に言いにくいことを代わりに伝える代弁者として、口火を切るのは看護師だったりします。
勢いよく先頭を走る感じが看護師にありますよね、
なんで看護師ってみんな気が強く勢いがあるんでしょうね（笑）。
「暴走機関車」のような看護師もいますし。
そんな意味では「先頭」に立つ、ほかの医療職を引っぱる機関車的存在なのかもしれないですね。
看護師が先頭に立てば、患者さんの安心を増やすこともできると思ってます。
そういう意味では、多少の勢いも先頭には必要なのかもしれませんね。
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fractale～mizuki～
twitter：mizuki@おぬ14年目精神科看護師（@c_mikzuki）
乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋～とうきょうスカイツリー駅前。
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