看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「なんでこんなにこだわっていたんだろうということ」です。
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2024年7月、今年も暑い日々が続いてますね。
まだ梅雨時期だというのに、35℃超えの日々があり、昔ながらの梅雨ではない気がします。
自分が覚えている子どものころの梅雨は、しとしとと雨が降り、毎日どんよりとした雲。
そして「梅雨寒」という雨が降るから寒いという感覚がありました。
自転車が好きだった僕は、梅雨時期は自転車に乗れず、毎日部屋の鉄道模型で遊んでいました。
まあ、それも楽しいわけですけどね(笑)。
さて、今回のテーマは「なんでこんなにこだわっていたんだろう」。
こだわり、いろいろありますよね。
しかも歳を重ねるとどんどんこだわりが強くなる。
私はこの連載がはじまって以来、ずっと「乗り物にまつわる数字の写真」を撮り続けてきました。
しかも昔撮った写真ではなく、ここ数カ月で撮影したもの。
だから毎回撮影をしに行ってました。
一緒に連載しているsatomiさんは、裏テーマがある写真をいつも用意しているとのこと。
なんかその話を聞いたあたりから「数字にこだわっていたけど、ほかの写真も好きなやつ多いんだよな」って考え、ならばそこはこだわらないようにしようと、ここ最近は数字に関係ないやつにしています。
でもテーマや内容には関係していますが。
あと、2月に友人と沖縄に行きました。
2月の沖縄、25℃以上の気温で本州とはまるで別世界。
そして人のいない海岸で、シート1枚敷いて寝転んでいるとき「これでいいんだよな」って思ったんです。
なんか日々仕事ややることに追われていて、「何もしないことが悪だし無駄」って思っていたんですよ。
でも、沖縄の空の下、海の音しか聞こえない海岸で、好きなだけ横になる。
これでいいじゃないかって。
なんか心の呪縛が解けたんですよね。
看護の仕事って、日々緊張するじゃないですか。
こうやって、心が開放される時間って無理やりでも作らないとだめなんだなって。
日々の生活にも追われて、なんとなく心に余裕を作れなくなっていますが、「なにもしないこと」って大切ですよね。
人間って知らない間に「自分ルール」を作ってますよね。
そしてそれを人に当てはめようとする。
信念をぶつけ合ってしまうというか。
相手と意見が対立するとき、心に余裕がないんだと思います。
知らない間に作られるこだわり。
私はこだわりの少ない人間になりたいです。
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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ14年目精神科看護師(@c_mikzuki)
乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
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