看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「本当にあった不思議な話」です。
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8月になりましたね。
なんか8月になってからのほうが涼しい感じがしませんか?
7月下旬から引っ越したので、同じ条件ではないのですが、朝晩が以前より涼しくなった気がします。
身体がバグってしまったんですかね。
7月があまりにも暑すぎましたよね。
さて、今回は「本当にあった不思議な話」。
夏だからこういう「怖い」話が盛り上がりますね。
うーん、不思議と言えば以前働いていた病棟の個室で、勝手に流れるトイレというのがありました。
別にタイマーがあるわけでも、センサーの誤作動でもない(センサーがない)。
なんでもないときに突然水が流れるんです。
これ、患者さんも怖がって何度も何度も検査したんですが、原因は不明でしたが、以前、霊安室があった場所なのだとか……。
あといつもいつも不思議なのですが、ボールペンっていつもどこかにいってしまいます。
すごいお気に入りのボールペンがあって、探したけどない。
でも、あるとき、医師の胸ポケットで見つけたり(笑)。
「置いてあったから借りた」と言われ、「いやいや、勝手に使わないでくださいよ」って話は良くしますよね。
不思議といえば、採血も不思議ですよね。
不思議なんていう根拠もだめなんですが、血管が見えてるのに、しかも触診までしているのに取れない血管。
夜勤の終わり間際にこういう血管を見つけると、「人間って本当に不思議!!」って思わず声を大にして言ってしまいます。
なんか看護師って夜勤を経験したり、人の死に立ち会ったり、手術というものを間近で見たり、そもそもが不思議な仕事ですよね。
病理解剖で、亡くなった方が解剖される場面を見学しましたが、自分と同じ人間が、教科書に書いてあるような心臓や胃を摘出されるんです。
なんかとても不思議です。
自分も持っているけど、見たことない臓器たち。
看護学生の僕は、当時は本当に不思議な体験ができたなと思いました。
看護師は、たぶん一般の方が経験しない体験をたくさんする職業だと思います。
それは楽しいことも苦しいことも、ほかの職業と何十倍もの差があると思います。
ショックなことは何年看護師をしていてもショックだし、それに慣れは必要ありません。
看護師の生きる世界は、本当に不思議ですね。
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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ14年目精神科看護師(@c_mikzuki)
乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
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