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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「こっそりあだ名をつけていること」です。

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なんだか暑さが長引いてますね。
毎年思う「今年はいつもと違うね」は、本当にいつもと違うのか、それとも勝手に脳内補正され「9月は涼しい」と思っているだけなのか……。
あれこれ考えましたが、やはり今年はいつもと違うようです。
酷暑日とか超熱帯夜なんて言葉は昔はなかったでしょうからね。

さて、今回は「あだ名」について。
みなさん、自分にあだ名ってありますか?
今回のお題で一番最初に思い浮かんだのが、自分のあだ名について。
僕は「おぬさん」と呼ばれることが多いですが、このあだ名は小学校5年生のときに友人につけてもらいました。
登校拒否児であまり学校が得意ではなかった僕が、なにか班で決めごとをしていたときに「おぬくんが来てくれたから、うまく決めごとが決まった」という話になり、それが一番最初に言われたあだ名でした。

なんかこう、あだ名って突然付きますよね。

病院で働いていたとき、病棟で働いていると外来の看護師さんや、受付の事務の人などの名前ってよくわからないんです。
なので、なにか特徴のある外見で記憶するしかないと思ってました。
しかし、僕はそもそもあだ名を付けるのも苦手ですし、失礼ながらとくに特徴のある外見でもない。
唯一メガネをかけていたので、それで「メガネさん」と覚えていたんです。
ところが、メガネをかけた人なんてたくさんいるわけで(笑)、その人に用事があって呼ぼうにも、一体誰が誰なんだかという感じでした(笑)。

あと本当の名前はあるけど、わからないことや何度聞いても覚えられないモノってありません?
病棟の隣、酸素ボンベなどが保管されている場所があったのですが、その場所って正式な名称があるんです。
けど、何度聞いても覚えられない。
結局「病棟脇」で通じるようになってましたね。
あと「向こうのトイレ」で通じるトイレとかもありますよね(笑)。

ただ、僕はあまりあだ名や略語を使うのが好きではありません。
患者さんにあだ名をつけることもないですし、普段から略さない言葉の意味とか知りたい人なので。

そういう名称やあだ名って、「わかることができる関係性」って大切ですよね。
あだ名が通じるとお互いの理解が深まるというか。
「あれ取って」と言ってちゃんと意思疎通ができる関係、職場でも大切なんですかね。
(医療事故防止のためアレは本来ダメではありますが……)

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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ14年目精神科看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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