看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「世の中が変わったなと思うこと」です。
---------------------
いつまでも暑いと感じる今年。
涼しくなったと思ったら急激に寒く、そしてまた暑い。
全然落ち着かない気候ですね。
また、みなさまのお陰で、今回のコラムが120回目。
本当にありがとうございます。
「臨床で働く人向けの、臨床で働く人からのメッセージ」というのをコンセプトにコラムを書いておりますが、気がつけば私も非常勤の訪問看護が、看護師として働く唯一の場となってしまいました。
ただ、いままでの経験や知識、訪問看護を通じて得た知見などは織り交ぜていきたいと思っております。
今後もよろしくお願いいたします。
さて、今回は「世の中が変わったなと思うこと」がテーマ。
よく「十年一昔」と言われ、意味としては「10年前でも遠い昔のように感じられる」ということですが、今は10年と言わず5年でも「はるか昔」に感じるかもしれません。
それだけ世の中の変化が大きく、その流れも早くなったということではないでしょうか。
5年前の2019年は新型コロナウイルスも流行する前でした。
よく飲み会をやっては、深夜バスで帰宅したのを覚えています。
電車のダイヤも繰り下げて遅くなることが多かった。
ところが、5年後の今、深夜バスは減便や運休が多く、電車のダイヤも繰り上げられることが増えました。
もちろん一時期は感染症対策で利用者がいないことが理由でしたが、いまは「働く人がいない」「連続した勤務に制限がかかった」ことが要因です。
なんだろ、たった5年でこんなに変わりますかね。
人の動きも変わりました。
集合研修はオンラインが多くなり、在宅勤務という選択肢が多くなりました。
そういえば、今回の写真。
このお店はコーヒー専門店なんですが、テイクアウトで利用するお店が増えました。
テイクアウトってあまり利用しなかったのですが、自宅で飲食する機会は増えましたよね。
これがたった5年の変化です。
10年の変化よりもすごい変化に感じます。
10年前なんて、私が精神科で働いて2年目ですからね。
なんか大昔のように感じます。
訪問看護も利用者さんの変化に驚くことがあります。
悲しいお別れもありましたが、もう訪問看護を利用しなくてもよくなったという利用者さんもいます。
訪問看護のゴールは「卒業(訪問看護を利用せずに生活すること)」だと私は利用者さんによく話すので、それが達成したときはうれしいですね。
もちろん、もう訪問できないのかという悲しさもありますが。
個人的には今後、訪問で利用する移動手段が劇的に変わることを期待しています。
車より使いやすく、雨でも大丈夫な移動手段。
なにか良いものができませんかね。
編集部からのお知らせ
フラクタルのお二人に書いてもらいたいテーマを募集しています。
ご希望のテーマをこちら宛にメールをいただくか
#フラクタルのテーマ とハッシュタグをつけてXでご投稿ください。
-----------------------------
fractale~mizuki~
X:mizuki@おぬ14年目精神科看護師(@c_mikzuki)
乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
about fractale
https://fractale3.com/mizuki/