看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回は「世の中が変わったなと思うこと」を綴っていただきました。
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秋って、晴れの日が多いはずでは……洗濯物がなかなか外で干せずに困っています。
ということで、こんにちは。
今回のテーマは「世の中が変わったなと思うこと」です。
知っていますか?
妊娠したときに行政から受け取るあの手帳。
いま「母子手帳」って言わないんですよ。
今は男性も育児をするのが当たり前になってきたので「親子健康手帳」と名前を変えたそうです。
手帳を受け取ったときに初めて知りました。
ちなみにその際、保健師さんに「パパにも育休取ってもらってね」と言われました。
行政でやっているパパママ教室にも参加しました。
8割くらいは夫婦で参加していました。
半休をとったであろう、スーツ姿の方もちらほら。
教室の冒頭では「パパの家事や育児は“ママのやってほしいことを、やってほしいタイミングで、やってほしいやり方”でやらないと意味がないです」と言い切られる始末(笑)。
パパたち、失笑。
こんなこと、ひと昔前ではあり得なかったですよね。
それもこれもすべて、共働きの影響ですね。
たしかに仕事のある身からしてみたら、同じ時間働いているのに女性だけが家事育児やるのはおかしな話です。
小さな声かけが広がり、それが功を奏し、外を歩くとベビーカーを押す男性や抱っこ紐でお散歩をする男性をよく見るようになりました。
なんとも微笑ましい。
さすがこれだけ男性の家事育児参加が言われているだけあり、イクメンが増えているようです。
でも、よくよく考えてみました。
“微笑ましい”と思う時点で自身のなかにはまだ育児は女性がやるべきだというイメージが強くあるようです。
女性が赤ちゃんを連れて歩く姿を見ても“微笑ましい!”までの感情は出ませんよね……。
また、イクメンという言葉ですが、この言葉の女性版は存在しません。
これは、世間でもまだ女性の育児は当たり前だと考えられているからなんでしょうね。
男性の家事育児が“手伝い”ではなく“主体的にやるのが当たり前”になるのは、まだまだ先なんだなと思ってしまいます。
長く蓄積されたイメージはなかなか変わらないものですね。
キャリア形成も女性にはまだまだ不利なようにも感じています。
能力ある人、たっっっくさんいるのにな。
随分と共働きや男性の家事育児参加が増えてきて、すごく良い変化なのは間違いありません。
ですが、こうやってよくよく考えると根本はまだまだ“当たり前”にはなっていないんですよね。
家事育児しかり、キャリアしかり、本当の意味で男女平等になっていくといいなと思います。
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fractale~satomi~
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三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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