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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「名前の由来」です。

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12月になりました。
寒くなりましたね。
この前まで35℃を超える日々でしたが、数カ月でこの寒さ。
なんだか季節の移り変わりが激しくなりました。

私は秋が好きでした。
なんか空気が澄んで、散歩するには良いですよね。
私の実家の近くにある福島県のあづま運動公園のイチョウ並木がそれはそれはきれいでして。
よく見に行ったものです。
あのような秋の気候は、今年は一瞬で過ぎ去りましたね。

さて、今回のテーマは「名前の由来」。
医療で使う言葉は名前がよくわからないものが多いですよね。
前回の漢字の話題と同じく、なんだか複雑です。

ジェネリック医薬品のことを「ゾロ」と呼ぶことがありますよね。
特許切れの新薬がゾロゾロと出てくるからゾロと呼ばれているのだとか。

僕はこういう略称とかはあまり言わず、正式な名称で呼ぶことが好きなのですが、ジェネリック医薬品に関しては「ゾロ」と呼ぶことが増えましたね。
それだけ多く使われるようになったというか、普通になったと言うか。

「OTC医薬品」っていうのも、「Over The Counter」からで、カウンター越しに薬を販売する、要するに処方箋が不要な薬って意味ですが、個人的にいつもOTCと見ると心のなかで「Over The Counter」と唱えてしまいます(笑)。

そういえば、この前とあるコラムで知ったのですが、解熱鎮痛薬の「カロナール」や睡眠薬の「マイスリー」なんかも、ダジャレのような言葉が由来なんですよね。
なにか配合されている薬の成分かと思いきや、カロナールは「痛みや熱が軽くなる」。マイスリーは「マイスリープ」。
デエビゴも「Day+Vigor(活力)+Go」なんですよね。

なんか、ものすごく頭の良い研究者が、一周回って一般人が考えるような言葉を思いついたって感じがしますよね(笑)。

おもしろいですよね、言葉って。
日本語は短縮しても、よく考えれば由来がわかることってありますよね。
とくにわかりやすいのが、電車の路線。
京阪電気鉄道は京都と大阪を結ぶことから由来がありますし、京成も東京と成田、JR東日本も水郡線(水戸と郡山)や、信越本線(信州と越後)など、その土地を結ぶからこそ名前を見るだけで想像できるのでおもしろいですね。

ちなみに今回の写真、線路の写真ですが手前の柵も線路の廃材で作られています。
細かく言えば奥の車止めも線路の廃材で作られています。
廃材利用ですよね。
こういう「リサイクル」も「再生して使う(リ・サイクル)」。
どうもリサイクルという言葉を使うたびに「リ」「サイクル」と頭で分けちゃうんですよね。
ステンレスも「ステイン」「レス」って感じで。

言葉の由来を知ると、ボキャブラリーが増えて良いですよね。

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fractale~mizuki~
X:mizuki@おぬ14年目精神科看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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