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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回は「もし自分が違う医療職ならなにをしたいか」を綴っていただきました。

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こんにちは。
早いもので新年度もそこまできていますね。
わたしの仕事復帰も決まり、うれしいような、でも子どもと離れるのは寂しいような。
春の気候みたいな感情に振り回されている、そんな日々です。
みなさんはどんな新年度になりそうでしょうか。

さて、今回のテーマは「もし自分が違う医療職ならなにをしたいか」です。

実は進路選択の際、薬剤師になりたいと思ったことがありました。
痛いこと(注射とかオペとか)せずに症状が改善するってすごくないですか。
自然治癒力だけでは限界もあるし、薬の力があってこその治療だと思っています。
そして白衣がかっこいい(笑)。

最終的には患者さんの1番近くの存在、という魅力と自分の学力で看護学部を選択しましたが、それにより多くの経験をし、人間関係も知見も広がったので後悔はあまりしていないです。
(労働環境があまり良くないので、“まったく後悔していない”と言い切れないのが切ないですが……笑)

少しおもしろいのが、今わたしは薬剤師からの転身の多い職場で働いています。
今までは違う部署で働いていた職種同士が、同じ部署で同じ目線で働いているのです。
薬剤師の“薬剤の知識”、看護師の“現場調整力”のように、それぞれの強みを存分に発揮しサポートし合え、なかなか良いチームだと思っています。
もちろんわたし自身も元々薬剤に興味があったくらいなので良い刺激を受け、日々楽しみながら働けています。
機会は少ないですが英語を使うことがあるのも個人的にはありがたいです。

たまに思うのが、高校生のころ、薬剤師になることを選択していたとしても、結局、今にたどり着いていたような気がします。
なんとなく、縁のあることとはどんな選択をしても最終的につながるというか。
そんな経験がちらほらあります。
人生って面白いですね。

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fractale~satomi~
X:さとみ(@minisatominy

三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。 

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