看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回は「ホッとできる場所」を綴っていただきました。
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こんにちは。
今年もあと2ヶ月! 皆さんどんな風にお過ごしでしょうか。わたしは絶賛風邪を引いています、みなさまもどうかご自愛くださいね。
さて、今回のテーマは“ホッとできる場所”です。
“ホッとできる場所”
真っ先に思い浮かぶのは...お布団!
お布団でごろごろして携帯をいじる時間をこよなく愛してます。
って、そんな回答求められてないですよね(笑)
気を取り直して、看護師らしく書いていきます。
我が家では、仕事から帰ると、子どもが玄関まで来て出迎えてくれます。
純真無垢な笑顔でダダダっと両手を伸ばしながら寄って来て抱きつかれると、疲れもびっくりするほど癒えます。そのまま布団に連行して一緒に寝ちゃいたい。けどそれは無理なので、ご飯やお風呂などいろいろお世話をしてから、絵本を読んだりトントンしながら寝かしつける。(そしてわたしも眠気との戦い。)
“安心する人の声”や“タッチング”が心地よいというのは子どもの頃からの経験の積み重ねなのかもしれませんね。家族と一緒の空間にいることが、バタバタしてるように見えて、実はホッとしてる瞬間でもあると感じるようになりました。
看護では患者さんにもよりますが家族との時間が大事な場面もあります。特に終末期の方とかですかね。
過去にはご家族の方が“何をしていいのか分からない”“何もできない”と仰る場面をたくさん見てきました。
もちろん先ほど記載したように“声かけ”や“タッチング”は患者さんにとって不安の軽減やリラックス効果があります。
しかし、実際に大人同士だと、若干小っ恥ずかしいなって思うこともあると思います(特に反応がない場合、難しいと感じる方もいらっしゃいますよね)。
ですが、実際は“一緒の空間にいること”が何よりも大事だったりします。それだけ?って思われるかもしれませんが、本人にはしっかりと伝わっています。自分のためにそこにいてくれるのって、嬉しいですよね。色々な家族の形があるので一概には言えませんが、家族(信頼する人)のいる場所って、すごくホッとしますよね。
とまあ、家族の話を書きましたが実際には看護師の存在も同じくらい心強かったりします(陣痛の時の助産師さんの心強さったら....!!!!)。
何ができるか悩んだ時は、同じ空間にいることを意識してみても良いかもしれませんね。
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fractale~satomi~
X:さとみ(@minisatominy)
三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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