看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。
「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「もし無人島に持って行くとしたら(医療機器編)」です。
---------------------
秋も深まり、たまに寒すぎて困る時期になりました。最近はエアコンを暖房にして、夜は過ごしております。ついこの前までは、冷房を入れていたのに、なんだか目が回るような速さで日々が過ぎていますね。
さて、今回のテーマですが「もし無人島に持って行くとしたら(医療機器)」というテーマなんですが。。。
たまにこういう悩むテーマが出されます(笑)
だって、無人島に行くというイメージがつかない(笑)
しかも何日ぐらいなんでしょうね。1泊2日でも無理だな・・・。虫がいない、危険な動物、爬虫類もいないという条件なら、行けるかな。
うーん、、、なに持っていこう。
電子カルテの端末であるノートパソコン持っていっても、電気がないし。。。
意外と医療機器って電気使うものが多いんですよね。
ポータブル電源持っていっていいのなら、ノートパソコンなんですが。
あ、救急カートを持っていこうかな。
救急カート、あの病棟にあるやつです。デカくて赤いやつ。急変あったら急いで押していくあれ。カート内チェックを毎日やるあれです。
あれこそ役に立ちそうじゃないですか? サーフローの針と点滴のラインで小さい魚とか釣れないですかね(笑)あとは貝が取れたら喉頭鏡のブレードで開けられそうじゃないですか?
ただ、それぐらいだな。。。
なんか最近、無人島が飛び火で燃えるニュースがありましたよね。あの島とか見る限り、救急カートを動かせそうな場所や路面は無いなと思いましたね。
やばいな、もっと頭を柔らかくして、「もしも持っていけたら」を楽しく考えないといけないのに、とても現実的なことしか考えられない。。。
ちなみにみなさん、無人って経験したことありますか? 無人島じゃなくても、無人の建物とか無人の地域とか。
私はあります。
最近も東日本大震災による津波、そして東京電力福島第1発電所の原発事故による「帰還困難地域」に行ってきました。
人がいないって、心が穏やかになりません。音もなにもない。見える風景も、なにも14年前と変化が無い。本当、すごい不安になります。
私自身も福島に実家がありますが、実家のある地域と震災復興地域は全く違います。14年経っても、なにも変わらない風景が残っている地域があります。
あの地域に医療機器を持っていっても、、、なんて考えましたが、役に立たなさそうですね。一人では何もできませんから。
※今回の写真は福島県楢葉町です。震災被害はありましたが、現在は帰宅困難地域ではありません。また写真奥に見える発電所は、JERA広野火力発電所です。
編集部からのお知らせ
フラクタルのお二人に書いてもらいたいテーマを募集しています。
ご希望のテーマをこちら宛にメールをいただくか
#フラクタルのテーマ とハッシュタグをつけてXでご投稿ください。
-----------------------------
fractale~mizuki~
X:mizuki@おぬ15年目精神科看護師(@c_mikzuki)
乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
about fractale
https://fractale3.com/mizuki/
