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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「気難しい患者さんの対応」を綴っていただきました。

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対応って正解がないと思うんですね。
相手によるものなので。
相手の性格を見抜いて、極力「気に触ることをしない」ようにするのが1番なんですが、まあなんせ対人のことなので、これが本当に難しいんですよ。

例えば、ある対応をしたとしても、ある患者さんには正解になるし、ある患者さんには不正解になるし。
にこにこしているのが良いという方もいれば、馬鹿にされている気がして嫌だ、という方もいますし、敬語を使ってほしくない方もいれば、使ってほしい方もいます。


正直、いちいち気にしていたらこっちが持ちません。


だからこちら側が、そういう事実があるということをきっちりと認識することが大切だと思います。


良い意味で、楽観的に。
何かがあっても受け流すというか。
自責しすぎないほうが良いのではないかと思います。


何が相手の気に障ってしまったのか、理解することは大切だと思います。
それを真に理解できてもできなくても。
その人にとっては、そういう価値なので。
「ふ~ん、自分とは違うんだな」「こういうふうにとらえる人もいるんだな」
そんくらいでとどめておきましょ。


もちろん、自分が間違っているときもあるとは思うので、そのときはきちんと振り返って繰り返さないようにしましょ。


ちなみにわたしは、わりと声を張って話すのですが、それで「やかましい」と言われたことが何度かあります。
初見で、その人の聴力を見極めるのは難しいですよね(笑)。


わたしは、人のこだわりとか性格って、その人の歩んできた人生を反映しているような気がして、嫌いじゃないんです。
「ああ、この人、こうだからこうなんだろうな」って思いながら対応していると、相手に興味が出てくるし、優しくなれますよ(笑)。

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fractale~satomi~
twitter:さとみ(@minisatominy

三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。 

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