「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「印象に残っている上司」を綴っていただきました。
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このテーマをいただいたとき、“これは、よい意味で…?! 悪い意味で…?!”と一瞬悩みました。
これは、わたしがひねくれているのか、現場がいろいろとあるのか、どちらなのかは考えないようにしましょうか(笑)。
というわけで、本題に入ります。
看護師の仕事は「診療の補助」と「療養上の世話」ですが、これって極端な話、無感情でもできるんですよね。
つまり、ロボットのように対応しようが、その2つができていれば、保助看法上は看護師の仕事をしていることになります。
でも、つらくて孤独な入院生活、看護師ができることって、それだけじゃないですよね。
もちろん、診療の補助と療養上の世話もとっても大事なんですけど、やっぱり、気持ちの面でもできるなら元気の出る人とかかわりたいものです。
でも、かといって元気なだけで適当な看護師は嫌だし、知識もしっかりとあって、安心して身を任せられる看護師がいい。
ということで、わたしが憧れたのは、このように、エネルギッシュで、知識の豊富な看護師でした。
いまだに思い出すのはその看護師1人です。
その上司は役職のついている方でした。
知識や経験はもちろん豊富。
けど、下っ端のわたしにも、医師にも、上司にも、誰にでも平等に接してくれました。
しかも、とっても気さくで、いっつもニコニコしている方でした。
今でも印象に残っているシーンがあります。
その日は、術後やターミナルが重なって、痛みコールが鳴り響いた夜勤でした。
痛い、痛いのナースコールが本当に止まらなくて、何度もナースコールが重なりました。
麻薬だったので、Wチェックで一緒に回っていたのですが、「今度はあっちだー!」「真逆だー!」「いま使ったばっかだー!」から、最後は「ぎゃー!」とげらげら笑いながら右往左往したのを覚えています。
過去1、2位を争うほどの忙しさの夜勤でしたが、不安はなく、むしろ「何とかなりそうな気がする!」とわたしまで元気と自信をもらえた夜勤でした。
患者さんにとっても、看護師にとっても、元気と自信を与える看護師。
いまだにこの人を超える看護師には出会いません。
大好きですっごく尊敬しています。
こんな上司ばっかりだったら、看護師の世界ももうすこし平和なんだろうな(笑)。
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fractale~satomi~
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三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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