著者:小野坂益成 (松蔭大学看護学部精神看護学講師)



皆さん、はじめまして。川下先生から、バトンタッチされました。
私は、コミュニケーション・臨床心理学や精神看護学等が専門の小野坂益成です。
臨床心理士・公認心理師・看護師などの資格・免許を持っており、カウンセリングや対人援助職を続けてます。あとは、コンサルテーションも多々やっています。

もともと看護師をやってましたが、外科病棟で終末期にかかわり、患者さんの生の気持ちに触れることが多く、表出された気持ちとどのようにかかわれば良いのかと悩むようになり、心理学の道に進みました。

看護師時代も、看護協会主催のカウンセリング研修などに参加していたんですが、なんだかますますわからなくなっちゃったんですよね。かかわり方が。
で、より心理士を学ぼうと考えた感じですね。
臨床心理学や発達心理学・カウンセリングなどを学び、現在は大学の教育にもかかわるようになりました。
そのなかで、相談相手や今まで気になった人、また自分の失敗のコミュニケーションから、「ここはこうしたら、うまくいったよね?」と内省やスーパーバイズなどで気づけたエピソードをもとに、根拠づけをしたものをこれから連載していきます!

この連載は、内容として、けっこう自身の恥を『これでもか』と晒すことになるかもしれません💦
私は、よく書き間違えなどが多いので、今回も「公認心理師」と間違えていました。
今回も同僚に「おいおい、ここ書き間違えているよ」と指摘されました。
正論に胸が痛かったです(笑)。なので、これからのことを思うと、お腹がいたいです。
では、よろしくお願いいたします。

※連載内容は、さまざま固有名詞や複数の内容を統合し、個人が特定できないように構成しています。

げっ、論破!(ゲロッパ)


人に話をしているときに、『でも……だよね』と間違えているところを修正したくなっちゃうことはありませんか?
自分はあるし、されます。
とくに、最近はディベートで相手を言い負かすような動画が、YouTubeで人気だったりしますしね。
自分はひろゆきの動画を見ることが好きです。(詳しくはありませんが)
ニコニコ動画も見る専で、毎回は行っていませんが、ニコニコ超会議とかも1回目から見に行きました。

そんなわけで、ひとは言いたくなっちゃう。正論を!
ただ、皆さん何のためにそれを正しているんでしょうか?
『正すことで、相手の行動の変容を促したい』の意図もあるかもしれません。
しかし、人は非難される(と感じる)と、非難(反感)を返すことがおおいにしてあります。
そのような場合、非難(正論)を避け、伝える方法を工夫することも必要です!
「親から、『勉強しなさい!』と言われたとき、子どもは『今やろうと思ったのに』とやる気がなくなったり、行動を起こさない」これと一緒ですね!
伝える工夫の手がかりとして、みなさんは、子どものときどのような言葉をなげかけられたら、モチベーションや行動を変えようと思いましたか?

【根拠】動機付け面接
『Righting Reflex』正したい反射
正したい反射をしたくなりますが、それはやめましょう!

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