pediatric brain tumor
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小児がんのなかで、白血病に続き2番目に多いのが脳腫瘍。小児に発生する脳腫瘍は悪性のものが多く、悪性の場合、治療は手術・放射線治療・化学療法となり闘病が長期間に及ぶことが多い。その特徴を理解して日常診療や生活支援を行うことが大切。小児脳腫瘍の代表的なものには、髄芽腫(medulloblastoma)、胚細胞腫瘍、脳幹神経膠腫などが挙げられる。ここでは髄芽腫を中心に小児脳腫瘍について説明する。髄芽腫は小脳虫部から発生することが多く、小児に好発する。WHOグレードはⅣの悪性脳腫瘍。第四脳室内で腫瘍が大きくなり、水頭症の合併が多い。このため、症状は水頭症による頭痛、吐き気・嘔吐や、小脳失調による歩行障害、ふらつきなどがみられる。
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