感染とは、病原微生物が寄生・増殖し、生体に好ましくない反応(疾患など)をきたした状態。病原微生物が生体に侵入して定着・増殖することで、宿主が感染症を発症する。病原性のない微生物や不顕性感染など、感染しても発症しないこともある。
症状
●局所症状:発赤・腫脹・熱感・疼痛(=赤腫熱痛)である。明らかな膿瘍があれば感染巣と確定する。
●全身症状:発熱、全身倦怠感、食欲不振などが認められる。高齢者では発熱がみられないこともあるので注意する。全身の炎症反応の指標は、体温、白血球数、CRP(C 反応性タンパク)が重要である。これらの指標をもとに感染症の治療効果判定を行う。生化学検査によってウイルスなどの感染や敗血症の有無を判定する。
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