私たち医療者にとっては身近な病院ですが、患者さんにとっては特別な場所です。また医療機関として合理的な仕組みも、患者さん1人ひとりにおいて「こうしてくれたらいいのに…」という思いを持つこともあります。

この連載では、そうした1人ひとりに焦点を当てて、その人が受診時に感じた不安や困りごとを「こうなったらいいな」という視点で紹介してもらいます。

本連載が目の前にいる患者さんの不安や困りごとにすこし目が向くきっかけになれば幸いです。




企画室室長(著者):喜多一馬
平成医療福祉グループ ケアホーム住吉。急性期・回復期病棟で勤務後、地域にて就労継続支援B型・福祉用具貸与事業所・チョコレートショップ・古着屋・障害者アート事業などに携わり、現職。共編著に『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育』など。最近の楽しみは近所の図書館で読みたかった本を取り寄せること。