ここには12枚の『問い』が書かれたカードがあります。
ゲストが、それぞれ選んだカードに書かれた『問い』について、インタビューを通じてゆっくり考えていきます。
カードには何が書かれているか、ゲストにはわかりません。

ここでの『問い』とは、唯一の正しい答えがあるものではなく、思考を深め、さらなる問いを生んだり、生涯にわたって何度も問い直したりするような本質的なもの。
そして、ゲストの考えや価値観、人柄に触れるようなものが含まれています。
簡単に答えは出なくても、こうした考える時間自体に意味があるのかもしれません。
いま、少しだけ立ち止まって、あなたも自分や周りの人に問いかけ、想いを馳せてみませんか。



ゲスト:ヨっちゃん
新卒で大学病院の歯科口腔外科・皮膚科・総合内科の混合病棟(2年半)、その後は異動により眼科・放射線科・総合内科の混合病棟(1年半)を経験。コロナ禍ではコロナ病棟として2年間勤務。2023年の3月に秋田に移住し、4月から大学病院の口腔外科・放射線科・救急科の混合病棟で働きながら、現在NP(診療看護師)の大学院にも通う2年生。

インタビュアー:白石弓夏
小児科4年、整形外科・泌尿器科・内科系の混合病棟3年、その後、派遣で1年ほどクリニックや施設、ツアーナース、保育園などさまざまなフィールドで勤務。現在は整形外科病棟で非常勤をしながらライターとして活動して5年以上経つ。最近の楽しみは、仕事終わりのお酒と推しとまんが、それと美味しいごはんを食べること。

マイナーな科で培った総合的な視点

白石:
ヨっちゃん、NPの実習お疲れさまでした!すこし前に実習がすべて終わったとのことで、今回はNPのことも含めていろいろお聞きしていきたいと思います。まず、ヨっちゃんがこれまでどんなところで働かれてきたのか教えてください。

ヨっちゃん:
ありがとうございます。2017年に学校を卒業して、4月から地元の大学病院で歯科口腔外科・皮膚科・総合内科の混合病棟で2年半働きました。その後、異動により眼科・放射線科・総合内科の混合病棟で1年半、コロナ禍の時期には病棟を全部つぶしてコロナ病棟となり、そこで2年働きました。2023年3月に秋田に移住し、4月から大学病院の口腔外科・放射線科・救急科の混合病棟で働きながら、現在NPの大学院に通っています。こうして話すと、いわゆるメジャーな診療科の経験はあまりないバックグラウンドがありますね。

白石:
たしかに、マイナーな診療科が多いように思いますね。歯科口腔外科や皮膚科はわかるんですが、総合内科にはどんな患者さんが入院されているんですか。

ヨっちゃん:
不明熱や膠原病疑いの患者さん、あとは糖尿病の検査入院や教育入院などがありましたね。それぞれ専門の病棟で入院管理はできるんですが、ベッドコントロールの状況もあり、各科の先生が総合内科の患者さんも担当していました。良くも悪くも特殊な環境です。消化器内科の専門医や糖尿病内科の専門医が総合内科に来ていたり、いろんな科の先生たちが集まっていたりしたのは面白い経験でした。

白石:
そうなんですね。総合内科がある病院で働いたことがなかったので、どういう雰囲気なのかちょっとイメージがつかめました。それで現在の大学病院でも、口腔外科や放射線科、プラス救急科もある混合病棟で働いているんですね。

ヨっちゃん:
そうですね。救急科でも一般病棟の管轄になるので、コモンディジーズといって日常的によくみる疾患の患者さんが多いです。腹痛・頭痛・発熱・呼吸苦などを主訴とする患者さんが多く、そこは総合内科や総合診療科とも近い雰囲気があるかもしれません。

本とSNSがつないだ、「これだ」と思えたNPとの出会い

白石:
ヨっちゃんがNPを目指したきっかけというのは、以前書店のイベントに登壇されたときに、『プライマリ・ケア看護学(南山堂)』という本がきっかけでもあったと話されていましたが、そのあたりのお話も聞かせていただけますか。

ヨっちゃん:
もちろんです。きっかけは、どこかの大学のパンフレットで診療看護師という資格があることを知ったことです。それから徐々にNPの資格に関する文献や書籍を目にするようになり、そのなかでプライマリ・ケア看護学の本と出会いました。それまでは、NPの役割についてぼんやりとしていました。日本NP教育大学院協議会が定めるNPに必要とされる7つの能力(コンピテンシー)というものがあるんですが、文字だけで見ると少し難しく感じるんです。

※7つの能力
①包括的な健康アセスメント能力、②医療的処置マネジメント能力、③熟練した看護実践能力、④看護管理能力、⑤チームワーク・協働能力、⑥医療・保健・福祉システムの活用・開発能力、⑦倫理的意思決定能力

ただ、プライマリ・ケア看護学の本にはNPのことも触れたうえで、トータルヘルスコーディネートとして背景を見ている点や、僕がよく言う「患者さんの生活にコミットする」という視点についても言語化されていたんです。病院にいると、どうしても患者さんが退院したら終わりという考えになりがちですが、実際には患者さんの生活は続いていくわけですよね。そこにどうかかわっていけるのかを考えるきっかけとなった本でした。

白石:
ヨっちゃんがNPの資格について知り始めたのは、どのくらいの時期だったんですか。それから調べたり勉強したり、実際に行動に移すまでには、いくつか段階があったと思うのですが。

ヨっちゃん:
看護師4~5年目くらい、ちょうどコロナ病棟にいたときだと思います。それからSNSでNPとして働いている方を何人かフォローしていたら、たまたまXのスペースで話す機会がありました。そのときのNPさんが、僕が目指す看護師像に近い考えを持っていて、「看護師でも医師でも、患者さんにはそういう職種の区別は関係なく、より良いケアを提供したい」「看護師として、プロ意識を追求した先に診療看護師という資格がある」という話に、とても共感したんです。当時の僕がやりたいことはこれだって思って、今に至っています。

白石:
なるほど。スペースでそんな出会いがあったんですね。その「自分のやりたいこと」という認識に至る前に、なにか悔しい思いをしたとか、もやもやした経験があったんでしょうか。ヨっちゃんのなかで、これが転機となった出来事はありましたか。

ヨっちゃん:
それまでマイナーな診療科ばかりだったので、歯科や皮膚科の先生は基本的な診療や内科的治療はされるんですけど、血糖や睡眠、排便などのコントロール、せん妄などのようなコモンシンプトン(疾患や治療に付随する症状)について看護師から伝えてもなかなか伝わりづらい部分がありました。先生方も基本的に外来や手術で病棟におらず、患者さんへの対応が夕方以降になることも少なくありません。そこで生じるタイムラグに、若手ながらもどかしさを感じていました。そんなときにNPの資格のことを知って、まさに「これだ」と思ったんです。

白石:
NPを目指す方から、急性期の臨床経験があってもっとタイムリーに介入できたらという話はよく聞きますが、ヨっちゃんはまた少し違った視点をお持ちですよね。みなさん、これまでの経験によってそのカラーが変わってくるものなんでしょうか。

ヨっちゃん:
そうですね。NPの大学院に通うようになって、本当にいろんな方がいるなぁと実感しています。実際になぜNPになろうと思ったのかという話を聞く機会があったんですが、元々ICUや救急で働いていて、明確なスペシャリティをお持ちの方が多かったです。ただ、僕がスペースでお話した方は、ICUなどの臨床経験はありながらも、一般病棟で患者さんの退院調整や支援をするのが好きな方でした。だからこそ、少し毛色が違うと感じている僕でも、なにかできるのではないかと思えたんです。

自分のやりたいことを軸にした大学や就職先の選択

白石:
NPの大学院も今は増えているように思うのですが、そのなかでどういう基準で選ばれたんですか。誰かに相談されたりしましたか。

ヨっちゃん:
大学院を選ぶ理由はさまざまだと思うのですが、NPに関して一番大きいのは、クリティカルケアとプライマリケアの領域があることです。大学院によって両方網羅しているところもあれば、どちらか一方に特化しているところもあります。さらに特定行為の区分もすべて網羅しているところとそうでないところがあるので、そのあたりの特徴で大学院はかなり絞られてきます。

僕の場合は、クリティカルケアもプライマリケアも両方学びたいと考えていました。プライマリケアは急性期から移行してきた患者さんが地域で暮らしていくことを考えると、クリティカルケアの知識なしには考えられないと思ったからです。急性期でしっかりと患者さんの基盤を作り、症状が悪化しないようにしながら、どのように生活を送っていくのか、そのために今からなにをすべきかを考えながら普段も働いています。

あとは、現在の大学を選んだ理由として、働きながら夜間の講義で学習できること、オンラインでの受講が可能なことがありました。最初は地元でオンライン受講する予定でしたが、研究についてすぐに相談できる環境や、実習期間の半年間は秋田に来なければならないことを考えると、「それだったら自分の知らない文化を知ってみてはどうか」という先生からのアドバイスもあって、「じゃあ秋田に行こう」と決めたんです。附属の大学病院には卒業生のNPさんもいて、縦のつながりを作れることも魅力的だと感じ、わりと軽いノリで決めました。

白石:
それで、今は実習も終わって、2025年度の就職先を探している、面接試験を受けている段階だと思うのですが、就職先はどのように探されましたか。

ヨっちゃん:
NPにも医師の初期研修のようなものがありまして、病院によって異なりますが、研修プログラムが1~2年設けられているんです。そのため、自分が将来どういうNPになりたいかによって、この病院で研修を積めば理想のNPになれるのかという観点で就職先を選ぶようなイメージです。僕の場合は今勤めている大学病院とは別のところで研修したいと考え、自分のやりたいことと求められる役割を考えて病院を選びました。就職を希望している病院には、在籍しているNPの先輩から「相当しんどかった」という話を事前に聞いてはいますが、そういう環境にこれまであまり身を置いてこなかったので、一度身を委ねてみるのも一つの選択かなと考えています。修行のつもりで。

白石:
NPの方々は、その病院に何人もいてある程度立場が確立されているところもあれば、そうではないところもありますよね。また看護部付けか診療部付けかによって働き方もかなり変わりそうなイメージがありますが、そのあたりはなにか決め手になりましたか。

ヨっちゃん:
正直なところ、僕の場合にはあまり大きな問題とはしていませんでした。もちろん、すでにNPが活躍していて体制が整っているところや、看護部付けか診療部付けかで就職先を決める方もいらっしゃると思いますが、僕にとってはそれほど優先度の高い要素ではありませんでした。それよりも、自分のやりたいことができるか、そうではないかが重要でしたね。

白石:
ちなみにはじめての土地、秋田で実際に大学院に通いながら働かれるなかでなにか苦労されたことはありましたか。

ヨっちゃん:
地元から1,000km以上離れているので、まず文化や言葉の違いを感じました。自分の使っていた言葉が通じないことがあったり、県民性の違いもあったりするようです。地元は気性の荒い患者さんが多くて度々怒鳴られることがあったんですが、秋田に来てからは比較的おっとりとした方が多い印象です。

白石:
そうなんですか。ちょっと気性が荒いイメージがわかないですね(笑)。

ヨっちゃん:
イメージとしては、千鳥の大悟さんやYouTuberのまあたそさんの話し方に近いかもしれません(笑)。話は戻りますけど、秋田はご飯がとても美味しいですね。あきたこまちが有名な土地ならではだと思います。豪雪地帯なので雪かきも初めて経験しましたし、こうした自分が知らなかった文化に触れられたのは良かったです。

厳しさのなかに見出した看護の本質

白石:
それでは、質問のカードをこちらから選んでほしいです。

ヨっちゃん:
右から4番目でお願いします。

白石:
おぉ……「最も影響を受けた人は誰ですか」という質問ですね。

ヨっちゃん:
これはですね、最初に働いた大学病院の部署の副師長です。ただ、なにをするにしても怒られ、とても厳しい方で最初は怖かったんですが、その方から学んだことは本当に多かったですね。たとえば、患者さんへの礼節であったり、どうすれば患者さんが心を開いてくれるか、信頼関係を築きやすいかということを教えていただきました。細かな点では、点滴が終わるタイミングでの訪室や、疼痛コントロールでも「今このタイミングで使えば、この時間に効果が出る」という、患者さんの痛みに対する繊細なアプローチの仕方など。その方は患者さんからの信頼が絶大でしたね。

名指しで「今日、○○さんいないの?」「○○さんに相談したいことがあったのよ」という患者さんも多かったです。このように看護師としての視点を僕に叩き込んでくださった方です。個人的には最も影響を受けた人だと思います。僕も患者さんに信頼され、相談しやすい看護師になれたらと考えるようになりました。

白石:
なるほど。副師長さんは厳しい方だったとのことで、たくさん怒られると、どんなに良いことを言われても頭に入りにくいような気もするのですが、とくに萎縮されることはなかったんでしょうか。たとえばどんなことで怒られたんですか。

ヨっちゃん:
萎縮することはなかったですね。元々僕はかなりの問題児だったので、「ごもっとも」くらいの感覚でした。褒められるよりも怒られて成長できるタイプだと思います。言葉遣いが悪いとか、患者さんのベッドサイドに置いてある尿器がいっぱいになっているのにすぐに気づけなかったときなど。「この部屋を見てどう思う?」と聞かれて、「わかりません」と答えて、後からかなり厳しく指導されました。ですが、おっしゃっていることはまっとうなのでぐうの音も出ないんです。だからこそ、言われたことをきちんと実践していけば間違いないと思って。ただ、1年目の冬ごろになると、そういった指摘も減ってきましたね。怒られているという認識から、アドバイスをいただいているという認識に変わっていったのかもしれません。

白石:
なにか心境の変化があったんでしょうか。

ヨっちゃん:
特別なにかがあったわけではないと思うんですが、今振り返ると、そのころ少し気難しい患者さんが長期入院されていて、その患者さんの担当を任されることが多かったんです。おそらくその経験を乗り越えて成長できた部分もあったんだと思います。そういえば、その副師長さんにはNPの大学院に進学しようと考えていることも相談しました。

白石:
どのような反応が返ってきたんですか。

ヨっちゃん:
最初は「あ、NPなんだ」と少し意外そうでした。ただ、相談して話を重ねていくうちに「たしかにいいかもしれないね」という言葉をいただきました。

白石:
「たしかにいいかもしれない」という言葉には、どういった意図があったんだと思いますか。

ヨっちゃん:
どうなんでしょう。はっきりとは聞いていないので、自分で言うのも気が引けますが、それなりに勉強は頑張ってきたので、そういった姿を見ていてくださったのかもしれません。その副師長は大学の教員も経験されていて、僕が働いていた後に教育担当の師長になられたこともあり、僕だけでなく皆に対して丁寧な指導をしてくださっていたと思います。

白石:
先ほど「僕も患者さんに信頼され、相談しやすい看護師になれたら」と話をされていましたが、その副師長さんのような存在になるために、なにか心がけていることはありますか。

ヨっちゃん:
いろいろありますけど、看護という仕事には、ある程度のユーモアが必要だと思うんです。患者さんによって態度を変えるというわけではないですが、ちょっとした場面での言い回しだったり、コミュニケーションの取り方を少し変えたり。看護学生のときによく言う「個別性」に近いものです。そうしたことを今は特に心がけているかもしれません。

患者さんの立場で考える、その人らしさとユーモアを大切にしたコミュニケーション

白石:
それでは最後の質問に移りたいと思います。「後輩の看護師に伝えたいことはなんですか」という質問ですね。

ヨっちゃん:
あえて言うなら、患者さんの立場に寄り添える看護師になってほしいということですね。ありふれた言葉かもしれません。そのなかで、どう看護師としての自分を印象付けるか、印象に残る看護師であってほしい。そんな言葉を贈りたいと思います。

白石:
ありふれた言葉かもしれませんが、この企画の最後のメッセージで「患者さんの」という視点が出てきたのは珍しいかもしれませんね。先ほどユーモアの話も出ましたが、若い看護師さんだとその加減が難しいと感じることもあるのではないでしょうか。

ヨっちゃん:
そうですね。大学病院で働いていて感じるのは、ルーチン業務が非常に多いということです。説明や指導も単調になりがちで、患者さんにとっては面白くないだろうなと。それに、方言なども含めて、この言葉遣いでは伝わりにくいこともあると思うんです。「お通じはいかがでしたか」と聞くよりも、お腹に手を当てて「お腹の調子はいかがですか」と聞いたほうが「出ました」と答えやすかったりします。大部屋では、こういった話を大きな声でしたくない方もいらっしゃいますから。

また、よく使う痛みのスケール評価でも、NRSで点数を聞いた後に、「今の痛みの具合を言葉で表すとどんな感じですか」と聞くんです。すると「つままれたような痛み」と答えてくださったり、「○○の痛みと今の痛みとどちらが痛いですか」と聞いたりすると、患者さんも答えやすかったりして。看護師が問診するなかでも、このような言葉遣いに気を配りながら、伝わりやすい、答えやすい表現を心がけています。

白石:
なるほど。笑いやユーモアというよりは、その人に合った表現で対話するイメージなんですね。

ヨっちゃん:
そうかもしれません。もちろん、「ふふっ」と少し笑いが生まれるような言葉を使うこともありますが、それは患者さんとの信頼関係があってこそできることです。患者さんによって変わってきます。後輩には「よく相手の表情を見て、反応を確認しながら言葉を選んで、ケアに取り組むように」と伝えています。秋田に来てからは僕のほうが教えていただく立場のことが多いんですが、後輩と働くときはそういった点を意識して伝えるようにしています。ただ、これはある程度センスの要素もあるのかなとも感じています。

白石:
たしかにユーモアは教える、教わるというものではない気がしますね。先輩のかかわり方を見て気づいて、どれだけ自分のものにできるかは、得意不得意があるように思います。

ヨっちゃん:
そうですね。僕もコミュニケーションのヒントとしては伝えますが、「この患者さんにはこう接するべき」とは断言できません。別に僕のコピーを作っているわけではないので、あくまでその看護師さん主体でできたらいいなという気持ちです。「今の声かけで患者さんがどう反応したのか」と、学生のころに何度もやったプロセスレコードを思い浮かべながらフォローしているような感じですね。

白石:
そうですね。でもヨっちゃんのお話を聞いていると、単なるセンスだけではなく、技術的な面もあるという印象を受けます。表情をよく読んで、実践されているなと感じます。

ヨっちゃん:
あぁ……今、ふと思いついたんですが、この立ち回りはドラえもんの『スネ夫』のような立ち回りなのかもしれませんね(笑)。いろんな患者さんとのかかわりのなかで鍛えられた部分はあると思います。

白石:
たしかに(笑)。スネ夫って一見すると嫌味たらしいイメージが先行するかもしれませんが、誰とでもうまくやれて、情感豊かで気配りのできるキャラクターですよね。そこは見習いたいです。今日はありがとうございました!

インタビュアー・白石弓夏さんの著書



Letters~今を生きる「看護」の話を聞こう~

Letters~今を生きる「看護」の話を聞こう~
私もエールをもらった10人のストーリー


今悩んでいるあなたが元気になりますように
デジタルアートや3Dプリンタを看護に活用したり、看護をとおして一生の出会いをつかみ取ったり、在宅のほうが担い手が少ないから訪問看護に従事したり、苦しかった1年目のときの自分を手助けできるようにズルカンを刊行したり、医療と企業の橋渡しをするためにスタートアップに就職したり、悩みながらも新生児集中ケア認定看護師の道をまっすぐ進んだり、ロリータファッションモデルとして第一線で活躍しながら看護師を続けたり、目的に応じて疫学研究者・保健師・看護師のカードをきったり、社会人になってから「あっ、精神科の看護師になろう」と思い立ったり……。 さまざまな形・場所で働く看護師に「看護観」についてインタビューしようと思ったら、もっと大事なことを話してくれた。看護への向き合い方は十人十色。これだけの仲間がいるんだから、きっと未来は良くなる。「このままでいいのかな?」と悩んだときこそ、本書を開いてほしい。

目次


◆1章 クリエイティブな選択肢を持つこと 吉岡純希
◆2章 大きな出会いをつかみ取ること 小浜さつき
◆3章 現実的な選択肢をいくつも持つこと 落合実
◆4章 普通の看護師であること 中山有香里
◆5章 ものごとの本質をとらえる努力をすること 中村実穂
◆6章 この道でいくと決めること 小堤恵梨
◆7章 好きなことも続けていくこと 青木美沙子
◆8章 フラットに看護をとらえること 岡田悠偉人
◆9章 自分自身を、人生や仕事を見つめ直すこと 芝山友実
◆10章 すこしでも前を向くきっかけを作ること 白石弓夏

発行:2020年12月
サイズ:A5判 192頁
価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4-8404-7271-5
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