★本企画では書籍『2026-2027 呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル パワーアップ版』に収載されている問題から1問を取り上げます。
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今回の問題は……
Q
酸素投与の注意点について正しいものの組み合わせを選べ
【問題レベル:★★☆】
① CO2蓄積を伴う慢性Ⅱ型呼吸不全の場合には、高濃度の酸素投与から開始する
② 簡易酸素マスクではCO2の再呼吸を防ぐ目的で基本的には3L/分以上の酸素流量を流す必要がある
③ 開放型酸素マスクは、簡易酸素マスクではCO2の再呼吸が懸念される酸素流量でも使用が可能である
④ 鼻カニュラでは3L/分以上の投与では加湿が必要となる
⑤ ハイフローセラピーではより高度な加温加湿が必要となる
▼組み合わせ
a.①②③
b.②③④
c.③④⑤
d.①④⑤
e.①②⑤
正解はこちら
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[ c ]
①×→高濃度の酸素からではなく低濃度酸素から開始
②×→3L/分以上ではなく5L/分以上
③〇/④〇/⑤〇→正解はc
●酸素投与の注意点
• CO2蓄積を伴う慢性Ⅱ型呼吸不全(COPD急性増悪、肺結核後遺症、神経・筋疾患)の場合にはPaO2の上昇とともにPaCO2も上昇するため、低濃度の酸素投与から開始します。
• 簡易酸素マスクではCO2の再呼吸を防ぐ目的で、基本的には5L/分以上の酸素流量を流す必要があります。
• 近年では呼気が抜けやすくCO2が再呼吸されにくい開放型酸素マスクがあり、簡易酸素マスクではCO2の再呼吸が懸念される酸素流量でも使用が可能となっています。
• 中央配管や酸素ボンベから供給される酸素は乾燥ガスであるため、鼻カニュラでは3L/分以上の投与では加湿が必要です。
• ハイフローセラピーではより高度な加温加湿が必要です。
[プラスαで覚えてね]
ハイフローセラピーでの高度な加温加湿レベルとは、口元温度37℃・相対湿度100%・絶対湿度44mg/L程度です。
▶『2026-2027 呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル パワーアップ版』P151-Q156より
【執筆】
株式会社マルコ 管理部 技術課長(臨床工学技士)/
3学会合同呼吸療法認定士
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