第一線で活躍する医師や看護師、医療従事者などが講師として登場し、わかりやすく解説する「メディカのセミナー」。そのセミナーのプログラムのうちチャプター①をメディカLIBRARYだけで特別配信します。
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ハルジローのオンライン看護学院(ハル/ジロー)
集中治療領域で看護師として働きながら、博士課程修了(救急・集中治療医学専攻)。YouTube/Instagram/TikTokで教育コンテンツを配信中。
<こんな方にオススメです!>
ABCDEFGで情報収集すると難しくない!?
できる先輩が無意識でやっているポイントを本セミナーだけの内容で解説します!
配信|CHAPTER 1:情報収集ABCDEFG(Haru先生)
みなさんハッピーですか?
オンライン看護学院のはるです。
今回は「情報収集のABCDEFG」ということで、情報収集に関するセミナーをやっていきたいと思います。
最初に私たちの自己紹介を簡単にさせてください。
私たちは「ハルジローのオンライン看護学院」という名前でSNSで情報発信をさせていただいています。それ以外には、看護師をベースに医学博士をもっていたり、研究者として研究をしたり、看護学生への教育などもしています。X(旧Twitter)、Instagram、TikTokなどでも、みなさんの日々の臨床が少しでも楽しくなったり、勉強になるような情報を発信していますので、そちらもぜひ見ていただければと思います。
ではセミナーを始める前に、「シンプルに、でも顕著に。」という言葉をご紹介します。これはドン・ドレイパーという1960年代のドラマの主人公の言葉です。
情報収集はみなさんたいへんだと思いますが、複雑でたいへんなことをまずシンプルに、でも顕著に、しっかりと、はっきりとわかるようになることが大切です。このセミナーではみなさんにそのようになってもらうことを目指しています。ぜひいっしょにがんばっていきましょう!
ところでみなさん、なぜこのセミナーに参加されましたか?
人によっては、患者さんのためにがんばって情報収集したいという人もいると思いますが、心の奥のどこかでは、じつは先輩に「情報収集ちゃんとできる?」なんて言われて不安になってしっかり勉強したいという人もいらっしゃるかと思います。
つまり、こうしてセミナーに参加していただいているのは、少なからず何かを解決したり、不安とか悩みを解消したいという要望があると思います。
ただ、最初に伝えておきたいことがあります。私たちには、そのすべての悩みは解決できないんじゃないかなということです。では、私たちにできることは何なのか。それは、みなさんの悩みを軽減することです。
これはとても大切なことだと考えていて、悩みをすべて解決するとか、これがわかっていれば何とかるっていうのは情報商材っぽいというか、真実ではないと私は思うんです。今日、私たちのセミナーを観ることで、悩みが軽減できて、なおかつ、自分で勉強できる、自分で解決できる力を身につけてもらえればと考えています。
今回は情報収集にフォーカスを当ててお話ししていくわけですが、では、情報収集の悩みって何なんでしょうか。もっとも多いのは「何をどこまですればいいかわからない」ということがあると思います。
みなさん毎朝、患者さんをみたり、カルテを見たりして情報収集すると思いますが、すべてはできないですよね。そのため、とりあえずこの辺りかなということで情報収集して、後で「あれが足りてない…、これが足りてない…」というように不安になってしまうことがあると思います。
情報収集の難しさというのは、完璧にしようと思っても時間的な余裕がなかったり、逆に少なすぎても患者さんのケアができなかったり、このバランス感が難しいのではないかと思います。
なので、「これは絶対におさえておいたほうがいい」というポイントがまずわかればいいですよね。ではそのポイントって何なのか。今回のセミナーで私たちが提案するのが、スライドで示したABCDEFGです。
これは看護をするうえで大切な、まずはここをおさえましょうという項目をまとめました。これらのABCDEFGについて順番にみなさんにレクチャーしていきたいと思います。
そして何度も言いますが、これで完璧というわけではありませんが、これを身につけておけば業務上で最低限の困らない状態になれると思いますのでがんばっていきましょう!
では、レクチャーに入る前に、これまでのレクチャーとどう違うのか、今回学ぶことをでどういったメリットがあるのか、ということを考えていきたいと思いますが、みなさんこれまで情報収集ってどうされていたでしょうか?
カルテの内容をメモったりすることもあると思いますが、それでは抜けちゃったりすることがありますよね。なので、その場合は抜けないように構造化すればいいのですが、みなさんどのようにされてますか?
例えば、看護学生時代にはゴードンとか、ヘンダーソン、ロイを学んだと思いますが、記録が終わらない、寝られないってってなりながらがんばりましたよね。でもそんなことを仕事で毎日できるかというとできません。ほかにも看護理論はたくさんありますが、これらはあらためて見てみると完成されていると思うんです。患者さんの情報を逃さないように、包括的に「人」をみるという点では本当に素晴らしいものだなと思います。
ただ、先ほどお話ししたように、メリットとデメリットがあるんですよね。メリットは範囲が広くてもちゃんと情報収集ができるということ。デメリットは時間がかかるということですね。
やはり、情報が多すぎるということは、そのぶんだけ時間がかかってしまって、タイムパフォーマンスが悪くなります。これは「時間を使って努力すればいいじゃない」という話ではないんです。情報収集に時間を使い過ぎると患者さんをケアする時間も少なくなりますので、患者さんのためにもタイムパフォーマンスを良くするというのは非常に重要なのです。
情報集だけが私たちの仕事ではないので、どこを目指すべきかというと、このスライドの線を目指したいんですよね。つまりどういうことかというと、情報収集が少なければ時間はかかりません。逆に情報収集が多す過ぎと時間がかかります。
理想を言えば、時間はかかるけど情報収集をしっかりしましょうってことになるんですが、では日勤なら朝4時に出勤しましょうというわけにはいきません。ですので、最低限のところはしっかりとおさえたうえで情報収集をするというこの線をどうやって目指すかというのが、今回のセミナーのミソかなと思ってます。
では、絶対におさえなければならない情報って何かというと、それは生命維持にかかわる情報だと思っています。この後、その理由について詳しく説明していきますが、続きはぜひログインして動画でご視聴ください。その先、ABCDEFGの「A」の解説までご覧いただけます!
プログラム
情報収集ABCDEFG(Haru先生)
・はじめに~あなたの悩みは軽減できる~
・今までの情報収集
・重要な情報って?
・A:気道のチェックポイント
・B:呼吸のチェックポイント
・D:中枢神経障害のチェックポイント
・E:体表、体温、訴えのチェックポイント
・F:家族のチェックポイント
・G:胃腸のチェックポイント
・いつまでも使えるように
C:循環のチェックポイント(Jiro先生)
・心収縮力
・ECG
・in/outバランス
・末梢循環
【受講特典】
セミナー受講後、アンケートに回答すると「手帳に貼って使える ABCDEFGのチェックポイント」PDFデータ(7枚のカード)がダウンロードできます!