看護力検定チャレンジテスト|#005

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事例

Aさん(75 歳、男性)は肺がん・脳転移と診断されています。肺がんの治療の効果がなく、症状緩和を目的に入院となりました。胸部のがん性疼痛と時折、呼吸困難感があり、入院時よりオピオイド(医療用麻薬:MS コンチン20mg/q日)とステロイドの内服を行っており、薬剤で鎮痛が図れています。Aさんは排泄時以外はベッド上で過ごすことが大半です。

問題

ある晩Aさんは「時々息が苦しくて…、夜眠るのが怖い」と話しました。医師より、呼吸困難に対して眠前に医療用麻薬を内服する指示が出ました。看護師の介入として最も適切なのはどれですか。
<正解率95%>

(1)Aさんの思いを聞く。

(2)睡眠剤の使用を勧める。

(3)医師に処方された頓用薬を飲めば大丈夫であると説明する。



… 正解は …











(1)

解説

(1)⇒まず眠るのが怖いと思う理由を聞くことが大切です。
(2)⇒夜間の入眠援助は必要なケアですが、A さんの不安に対するニードには対応していません。
(3)⇒疼痛管理は重要ですが、Aさんの思いを聞くことも大切です。

身体症状に対する速やかな対策とともに、患者の精神面の苦悩にも注目して看護ケアを行うことが大切です。身体面のみ、精神面のみに介入するのではなく、患者の苦痛を多角的に捉えて関わる必要があります。不安な思いを受け止め、少しでも安心感につながるようなアプローチを行っていくことが必要です。