昨年の12月から始まったKIDS Home Care Device 研究会ですが、今回で3回目を迎えることになりました。今回のテーマは「パルスオキシメーター」です。

新型コロナウィルスの蔓延により、最近ではパルスオキシメーターが一般的なご家庭でも使われることが珍しくなくなりました。

「体温計・血圧計・パルスオキシメーターが一家に1台」という時代が、いずれ来るのではと、コロナの蔓延前から私は予測していたのですが、それが現実のものとなってきました。

そして最近では、コロナに関わらず、日々の健康状態をチェックするためにも、パルスオキシメーターが使用されるようになっています。

しかし、もともとパルスオキシメーターは、酸素を使用している患者さん、人工呼吸療法をしている患者さんにとって、必須の医療機器です。

そして、在宅医療の高度化とともに、呼吸に影響するご病気を持つ患者さんの多くが在宅に戻ることができるようになっています。特に、小児領域では重症な患者さんも在宅で医療を受けながら自宅に帰っており、その数は増加の一途をたどっています。

パルスオキシメーターを自宅で使う人は増えているのです。

パルスオキシメーターの多くは、指先タイプの小型のものが流通しています。
しかし、小児では、長時間の連続測定にあわせアラームを作動させる必要があり、夜間でも見やすいタイプとして、据え置き型やハンディ型が多く使用されています。 装着するプローブも小さなお子さんに付けられるよう小さなプローブが選択されるため、この固定方法に難渋することもあるでしょう。

また、長時間の測定によって、発赤を起こしたりと、成人とは異なる注意点があり、お悩みをお持ちの方も多いのではと思います。

今後、さまざまな場所で使用されることが見込まれるパルスオキシメーターですが、環境が変われば、求められる機能も変わってくると思います。

こんな悩みを一つでも解決しようと、パルスオキシメーターを製造している企業様をお呼びして、語り合う会にしたいと思います。 直接、製造している方と話せる機会があるのが、この研究会の特徴でもあります!

今回のタイトルは

「パルスオキシメーター製造企業さんと呼吸管理の困りごとを話そう!」

です。

パルスオキシメーター製造企業様からのプレゼンテーションもあります。

ご参加された方々への小さなプレゼントとして、ミニレクチャーも企画します。
パルスオキシメーターの基本的な知識を身に付けていただき、日々の呼吸管理に役立ててもらえばと思います。

患者さんご本人やご家族の参加はもちろん
様々な医療の資格を持つ方
ヘルパーさんや保育士さん
在宅医療に関わる企業の方
その他、在宅医療をサポートしているすべての方々のご参加が可能です

今回は、自由討論の時間もたっぷり取ろうと思っておりますので、是非、ご参加下さい!

参加費は無料です。
下記をクリックしてお申し込み下さい。
https://peatix.com/event/3269976/view
定員は80名
第1回、第2回は満員でしたのでお早めに!

皆さまのご参加をお待ちしております!



新型コロナ病棟ナース戦記

松井 晃
KIDS CE ADVISORY代表。小児専門病院で35年間働き、出産から新生児、急性期、 慢性期、在宅、ターミナル期すべての子どもに関わった経験をもつ臨床工学技士。メディカ出版のセミナー講師も務め『完全版 新生児・小児のME機器サポートブック』などの著書がある。KIDS CE ADVISORYのHPは▶医療コンサルタント | Kids Ce Advisory