【編著】
病棟で見ない日はないデバイス植込み患者さんのケアをとことん支える&アップグレードする、ずっと使える待望のバイブル! ハートナーシング2023年冬季増刊『治療&ケアがわかる! デバイス患者さんを支える! 決定版 ナースのためのペースメーカ・ICD・CRT大全』(詳しくはこちら)が出来上がりました! 担当編集が「各章のスペシャルな魅力」を一気に語ります。
各章の魅力を語る! と始まったそばから恐縮ですが、ちょっとこのデザインを見てください。めっちゃ可愛くないですか…? デザイナーさんに感謝…
これ、本文中にたくさん入っているコラムのタイトルで、7種類のプチ解説が小気味よく入っているからテンポよく学べる、ってヤツです。なんといっても説明“ジョーズ”がいいですね。好き。これはデザイナーさんのセンスです。どうしても見てほしかったので、本書の魅力に先駆けてお伝えしました。すいません。
では気を取り直して、全8章の魅力を一挙ご紹介します!
【第1章】 デバイスについて知ろう!
そんな基本はもう知ってるよという方もちょっと待って!必見の章です。「ケアの根拠」となるエッセンスが詰まっているので、理解の土台からグッとレベルアップできます。
【第2章】 適応となる不整脈について
「どんな病態? → だから使うのはこのデバイス!」をしっかりと押さえた不整脈のレクチャーです! デバイス植込み患者さんの病態理解がすばやく深まります。
【第3章】 植込み手術の実際
私はオペに入らないし… という方もスルーしないで! ぜひ一読を。術中に何が起きたのか?がわかるので、「帰室した患者さんの状態」をより上手にアセスメントできますよ! もちろん手術室・カテ室に入るナースにとっても、これまで術者に聞けなかったところまで学べます。
【第4章】 デバイス植込み手術にかかわるケア
薬剤・安静・観察など…ちょっっっと不安な術後管理のポイントってありますよね? 「ケアの注意点と根拠」について手厚く解説しています。「検査結果やデバイス情報をどう読むか」までしっかり身につきますよ!
【第5章】 デバイス植込み患者の退院時~遠隔期のケア
日常生活での注意はもちろん、デバイスのアップグレードや遠隔モニタリングまで、多職種のスペシャリストが解説! ややこしい社会保障制度も大丈夫、超・丁寧にレクチャーします。患者さんの不安やギモンに自信をもってこたえましょう!
【第6章】 デバイス心電図
【第7章】 デバイス設定の実際
デバイスの心電図は深く考えるとよくわかんない…という方、この章で一気に学びなおしましょう! 6章でキホンを丁寧に押さえたら、ちょっと難しい7章にも挑戦してみて。同じ著者が順を追ってやさしく解説したので、するすると腑に落ちていきます。きっとあなたも納得!
【第8章】 デバイスナースの役割
デバイスのスペシャリストを目指す方のための章です。いま注目のNP(診療看護師)についてもデバイス看護で何ができるのか、紹介いただきました!
おまけ:サマリー(ほぼ)完備
なんか盛りだくさんみたいだけど、そんなに勉強できるかな… という方も大丈夫! どの項目にもサマリーを入れているので、興味を絞って読み込むのもアリだと思います。
以上、ハートナーシングの増刊としては珍しい「ペースメーカ」テーマの1冊の魅力をご紹介させていただきました! ぜひ試し読み&ご購読をよろしくお願いします~
増刊紹介
ハートナーシング2023年冬季増刊
治療&ケアがわかる! デバイス患者さんを支える!
この表紙もね…… ちょっとイイ感じですよね?!
これは結構担当編集の希望を押し出して作ってもらったヤツです。
表紙の下半分の薄い桃色がヒトの体表をイメージしていて、そこにデバイスがスッと入っていくようなイラストになってるんです。気づいてもらえました…? 自分から言うのもアレなんですが、表紙を褒めてくれた社内の人さえも「へ~、ただの桃色だと思ってた」「言われないと全然わからん」と一刀両断されて悔しいので…… ここぞとばかりにアピールしています。
デバイス看護を極める知識&tips満載!
適応となる不整脈、植込み術、術後ケア、デバイス波形や設定、生活支援まで、豊富な図表イラストで多職種により解説。Dr.の頭のなか、ナースの腕の見せ所、用語解説など注目コラムも満載。若手~ベテランまでずっと使えるデバイス植込み患者ケアのバイブル!
目次
・編集のことば
・執筆者一覧
・索引
【第1章】デバイスについて知ろう!
■①ペースメーカ
1. ペースメーカとは?
2. 歴史
3. ペーシングとセンシング
4. ペースメーカモード
5. いろいろなプログラム
6. トラブルとその対策
7. リードレスペースメーカ
■②ICD
1. 除細動器とは?
2. 歴史
3. ナースが知りたいICDのポイント
植込み型除細動器とは?/致死性不整脈の検出/適切作動と不適切作動/抗頻拍ペーシング(ATP)/トラブルと対策
■③CRT
1. CRTとは?
2. CRT-P、CRT-D
3. レスポンダー、ノンレスポンダー
4. いろいろなプログラム
5. トラブルとその対策
【第2章】適応となる不整脈(病態)について
■①ペースメーカの適応
1. 洞不全症候群
2. 徐脈性心房細動
3. 房室伝導障害(房室ブロック)
■②ICDの適応
1. ICD適応となる症状
心室細動/心室頻拍/ブルガダ症候群/QT延長症候群
2. 心臓突然死の1次予防と2次予防
■③CRTの適応
1. 心不全患者
2. wide QRS患者
3. ペースメーカ適応患者
【第3章】植込み手術の実際
■①経静脈リードを使用するデバイスの植込み
1. 皮下ポケットの作り方
2. 経静脈リードの種類
3. 経静脈リードの挿入法
4. 経静脈リードの固定部位と方法
5. 術中・術後のチェック項目
■②リードレスペースメーカの植込み
1. デバイスの植込み方法
2. 術中のチェック項目
■③皮下植込み型除細動器の植込み方法
■④術中の鎮静と麻酔
■⑤創部の縫合法
■⑥術中のモニタリング
■⑦臨床工学技士の役割
■⑧看護師の役割
【第4章】デバイス植込み手術にかかわるケア
■①手術前のケア
1. 術前検査
2. 術前の説明
3. 術前の処置
4. 術前の抗菌薬
■②手術後のケア
1. 術後検査
2. 創部の処置と観察項目
3. 植込み後上肢の安静
4. 退院前のデバイスチェック
5. 退院時のオリエンテーション
【第5章】デバイス植込み患者の退院時~遠隔期のケア
■①退院時のオリエンテーション
1. トラッキング
2. 身体障害者手帳
3. 自動車運転
4. 電磁波障害
5. CT検査
6. MRI検査
■②退院後のケア
1. デバイス外来
2. 遠隔モニタリングシステム
3. ナースが知っておきたいポイント
創部の管理/デバイス・リードの不具合/ICD作動/電池消耗/デバイスのアップグレード/デバイス感染/就職・就労/運動・趣味/家族の役割/身体障害者の再認定/不整脈とメンタルの悪循環(うつなど)
■③社会保障制度や補助制度
【第6章】デバイス心電図
■①基本の心電図
1. デバイス心電図の基礎知識
2. モード別の波形
■②病的な心電図
1. ペーシング不全
2. センシング不全
3. ICDのショック作動
4. ICDの抗頻拍ペーシング
5. 心房細動に対する抗頻拍ペーシング
6. エレクトリカルストーム
7. そのほかの心電図(ERI、EOL)
【第7章】デバイス設定の実際
■①プログラマとは
■②基本的なプログラム
1. ペースメーカのプログラム
2. ICDのプログラム
3. CRTのプログラム
■③発展的なプログラム
1. ペースメーカの高度な設定
2. ペースメーカトラブルの対応
3. ICDの高度な設定
4. ICDトラブルの対応
5. CRTの高度な設定
6. CRTトラブルの対応
【第8章】デバイスナースの役割
■①デバイスナースとは
■②診療看護師(NP)とは
発行:2023年12月
サイズ:B5判 272頁
価格:4,400円(税込)
ISBN:978-4-8404-7970-7
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