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書籍『2級3級合格!心電図読み方ルールマスター』が刊行されました。心電図に興味がある、心電図検定を受けてみようかな、という方にぜひおすすめしたい一冊です。心臓の解剖や心電図の基礎をさらっとおさらいし、「心電図を読み解くルール」を示して、それをどんなふうに使って実際に心電図を読み解いていくのかを解説しています。本書は心電図ひよこの会編集ですが、そのメンバーである著者の横山先生、多田先生、三宅先生にお話を聞いてみましょう。



 開拓する救急検査技師
横山健輔(京都桂病院 検査科)

 講師力抜群、健診検査技師
多田淳史(一般財団法人京都工場保健会 技術部 検査課)

 知識の宝庫、超音波検査技師
三宅穂岳(滋賀県立総合病院 臨床検査部)



「心電図」を読めるようになるために、大切なことはなんですか?

ルールを覚えること、わからないことをほっとかないこと。

簡単な心電図では波形の形や特徴を覚えていれば判断することができます。しかし、これらを当てはめるだけでは、いくつかの所見が複合したような難解な心電図を読み解くことはできません。なぜこのような波形になっているのか?を理解することがステップアップの秘訣です。

とにかくたくさんの心電図波形を自分で「考えながら読むこと」です。読んでいく内に自分なりの読む手順が見つかり、正常な心電図がわかるようになります。正常波形がわかることが、異常波形を理解するための最初の一歩です。


本書のオススメポイントは?

本書が説明している「心電図のルール」を覚えて実用化できればある程度の心電図は理解しながら読めるようになります。また、イラストもたくさん載っていますので、説明もより理解しやすいかなと思います。

心電図を読むために必要なポイントを9つのルールにまとめ、ディスカッションを交えながら各心電図所見において心臓で何が起こっていて、それがどのような心電図変化として現れるのか?をていねいに説明しているところがオススメです!

私のオススメポイントは問題演習(ひよこの会からの挑戦状)です。心電図検定1級を複数回合格した技師たちで、実際の問題を想定し作成しました。一部難しい問題もありますが、ぜひ挑戦してみてください。


心電図を学びたい、読めるようになりたい医療者(読者)への応援メッセージをお願いします!

心電図はたった10秒で1枚の記録から読み解かなければならない非常に難しいものです。でも患者さんからすれば痛みを伴わず、すぐに終わる検査でもあります。ここで異常を見つけることができればみんなハッピーなわけです。本書をきっかけに心電図に興味を持っていただけるとうれしいです。

心電図を見た時、最初は「波と線の迷路」に見えるかもしれません。しかし、そのひとつ1つの波を理解するたび、あなたの判読力は確実に深まっていきます。心電図は暗記するものではなく「考えて読む」ものです。小さな積み重ねの先にある「読める」瞬間は、あなたにとって大きな達成感になるはずです。

この記事を読んでいただいているということは、心電図を学ぶ、読めるようになる一歩目を踏み出している証拠です。一つひとつの波形を考えて読むたび、あなたの目と頭は確実に鍛えられます。今日覚えた一つの所見が、明日の現場で誰かの命を守ることにつながるかもしれません。


一緒に勉強していきましょう!

書籍のご案内




『2級3級合格!心電図読み方ルールマスター』


2級3級合格!
心電図読み方ルールマスター
考え方が学べる解説&実践問題50問
検定、心電図専門士合格者、多数輩出!臨床検査技師が勉強会でみるみる力をつけたコツ、教えます!


試験対策の強い味方!一人での学びを応援!
心電図の基本的な読みかたのルールを学びなおすとともに、それをどう使って実際に読みといていくのかという考え方まで納得!特に重要な不整脈についてはフカボリして理解できるように、会話形式の解説で勉強会を疑似体験。最後は実践問題に挑戦!理解度を確認できる。

発行:2025年7月
サイズ:B5判 224頁
価格:3,080(税込)
ISBN:978-4-8404-8822-8
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