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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「意識していなかった自分の特徴」です。

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今回のテーマ「意識していなかった自分の特徴」ですが、私、本当に自分のことをよく知らないんだなと思うできごとが何度もありました。

いちばん思い出すのが、病院で職員旅行に行ったとき。
自分ではそんなに楽しんだ感じはしなかったのですが、ほかの職員から「いちばん楽しんでたね。いちばん笑顔だったよ」と言われたんです。
このとき不思議に思ったんですよ。
笑顔が多い人間ではないのになと。

こう言うと「え?」と思われるかもしれませんが、私、自分では「笑わない性格」だと思っていたんです。
なので、職員から言われてハッとしたんですよ。
「あー、自分は案外笑っているんだな」と。


人って、ほかの人から言われないと気が付かない自分ってありますよね。
“ジョハリの窓”ってグループワークなどでやると思うんですが、いつもいつも驚きの結果が出ますよね。
それだけ自分のことを自分がいちばん理解してなかったり、もしくは「自分はこうだ」と決めつけている部分って多いんだなとつくづく思います。
 

この前、職場の人に言われたのが「スキマ時間の使い方がうまそう」と言われたんですが、これは私は大の苦手。
シングルタスクの人間なので、なにかと同時並行に作業はできません。
ただ、いつもいかに効率的に物事を終わらせるかを考えているので、同時並行は無理でも、物事をさっさと終わらせたいタイプです。
 
あとはなんでも口で説明したがります(笑)。
これ、いろんな人に「すべて言わなくてもわかったから」と注意されてしまいます。
話が長いんです。
自分は話の長い人は苦手なくせに、その苦手な人になってます。
「ああいう人にはなりたくないな」ということってたくさんあると思いますが、多分、自分を鏡で見ると「なりたくない人」そのものだと思います(笑)。
 

自分って自分をつねに見ることはできないし、自分の声も相手には違って聞こえるように、「相手から見える自分」はなにからなにまで「自分の思っている自分」と違うんでしょうね。
今後ITが発展し、人間の性格や知識をすべて引き継げるコピーロボットができたら、「こんなのコピーじゃない!!」と受け入れない人は多いでしょうね。
そういう意味では、コピーロボットで簡単に分身する「パーマン」や「のび太くん」は自分自身のすべてを受け入れている、なんとも優れた人格者ですね(笑)。

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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ10年目看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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