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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回は「意識してなかった自分」を綴っていただきました。

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ゴリゴリの体育会系企業にいたときのお話です。
いろいろと思うところはあったけど、おもしろい取り組みがたくさんあり、自分を大きく成長させてくれた会社でした。
退職して数年経った今でもそれは変わりません。
そのなかでも、とくに印象に残っているワークショップがあります。

“個々の考えや力をチームが共通認識し、全体力を上げる”目的で行った、「チームビルディング」いう取り組みです。
“個々の考えや力をチームが共通認識し、あらためてチームで目標を設定することで1人ひとりが当事者意識をもち、チーム全体で目標に向かっていくチーム作り”、まさにチーム“building”ですね。

数回に分けて行われるのですが、ある日の演習で、自分自身がどんな人かスピーチをした後に、スタッフからフィードバック、とくにジョハリの窓の“盲点の窓”を中心にディスカッションする、というものがありました。
ルールは“本音で話すこと”。

わたしは自分自身の分析として、
・人との距離の詰め方が得意
・信頼ベースで仕事をしている(信頼できない人との仕事はしんどい)
・過剰な負荷に弱いくせに頑張ってしまう
・理不尽なことが大嫌い
・記憶力がポンコツ
などなど、過去のエピソードなどを交えながら話しました。

その後の同僚からのフィードバックで、わたしの知らないわたしにはこんなものがありました。

・ときどき、異常に意見がクリエイティブ
・わたしが混ざると空気が変わる

意見がクリエイティブって(笑)?!
どちらかといえば頭がかたいし、むしろ対極側の人間なんじゃないかと思っていました。
けど、そうではないらしいのです。

たしかに思い返してみたら、旅行帰りの空港にて、何度トライしても重量オーバーでスーツケースを機内に預けられなかった友人に「スーツケース捨てちゃえば?」って言ったことがありました。
結局、友人はスーツケースをその場で捨てて、大きいレスポ(レスポートサック)みたいなカバンにすべて詰め込んで、無事に重量クリア(笑)。

クリエイティブというか、異常な効率化というか、なんか型破りなんですね(笑)。

もう1つの、空気が変わるに関してです。

「場がぐぁっっって明るくなるんすよ!」
目をまんまるくして、同僚がひとこと放ちました。
はじめはあまり理解できなかったのですが、よくよく考えてみると、反応の鈍かった人が反応したり、1回行っただけなのに、やたら覚えてくれていたりと、節々でそのような兆候はあったかもしれない、と気付きはじめました。
同時に、ちょっとした自信も芽生えたので、それを強みにできるよう、自分のかかわり方を振り返る機会にもなりました。

「ぐぁっっって明るくなる」、表現がもはやすごくないですか(笑)?
思わず今回のタイトルにしました(笑)。

こういうふうに他人から自分について言及してもらえるとありがたい、というか単純におもしろいですよね。
それこそ、窓が“ばぁっっっ”と、開く感じで。
もちろん自分を知ってもらえている、というのは単純にうれしい。
実際に本来の目的だったチーム力も格段にあがりました。
本音で話し、お互いの深いところを知れたことでスタッフ間の距離が近くなり、よりチームメンバーを好きになったんですよね。
苦手だった人の苦手度合いも下がりました。
不思議なもんで、本当に。
まあ、いろいろあってそのチームの勢いもすぐ失速したんですけど、運が悪かったということで(笑)。

どうしても“勉強会”や“研修”というと、知識などの補足や業務に目に見えて直結するものが目的となりがちですが、こういう機会こそじつは必要かなんじゃないかな。
離職率下がったりしてね(笑)。

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fractale~satomi~
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三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。 

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