「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回のテーマは「信頼できる医療者」です。
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今回のテーマ「信頼できる医療者」ですが、この「信頼」というもの、とてもむずかしいですよね。
とくにSNSやインターネットで流れている情報は「なんの根拠もない情報」がたくさん流れていたりします。
新型コロナウイルス感染症の情報もいろんなデマも流れてましたよね。
しかし、なぜかデマの情報ほど「耳心地」が良くて頭に入りやすいんですよね。
それで騙されたり、変な情報を信じてしまうことがないように、根拠のある情報をしっかりと得るようにしています。
看護学生時代からずっと言われていた「根拠」。
こんなに大切だとは思いませんでした。
自分のほしい情報を得るのは、本当に難しく、ほしい情報だけ得ると正しい情報かどうかわからなくなりますよね、
「ほしい情報」=「ほしい答え」なわけで、それが正しいかどうかの検証が必要になります。
最近パソコンのハードディスクが壊れたので修復したのですが、そのときに調べた情報も、なかには正しくないものもありました。
正しくない情報かどうかは、経験上、情報を読み進めると「あれ?」って感じでわかるものですよね。
それがわかるようになるには、経験を積むんですが、経験って失敗から得られることが多いじゃないですか。
パソコンの話ならまだしも、医療で失敗って許されないので、やはり情報を得るだけじゃなくて、根拠を知ることが必要ですね。
SNSだといろんな人が発言しています。
「へー、そうなんだー」なんて見ていると、じつは全然医療者ではなかったり、医療者であるけれど、過去の発言から信憑性が薄かったり。
なんていうか、「落とし穴」をたくさん仕掛けられている感じですよね。
正しい情報だけを発信しろとも思いません。
自由に発言する場所です。
正しい情報は論文とかで世界的に発表すればいいですし。
ただ、やはり自分の知っている情報が正しいか、世間の意見との「ズレ」がないかは気にしています。
SNSのなかの常識が世界の常識とは限りません。
視野が狭くならないように、「特殊な世界で生きる人間」にならないよう、バランスよく情報を取得することが大切ですね。
最近、ふとした事で「看護記録」が正しく書けているか気になりました。
記録方法の違いはあれど、もう12年近く書いている看護記録。
もしかして自分だけのズレがあるのではないかと、参考書を買って勉強しています。
こういうふとした気付きをきっかけに、世の中に出ている情報で補正する。
「自分が正しい」と思わないように、柔軟な気持ちが(私みたいに中堅と呼ばれる世代になった人はとくに)大切だと思います。
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fractale~mizuki~
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乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。
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