「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回は「帰りたくなる場所」を綴っていただきました。
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みなさん、お気付きですか。
早いもので、もう今年度最後の日です。
頑張っていない人なんていませんよね。
今年度もみなさん、本当におつかれさまでした。
さて。前置きが長くなりましたが今回のテーマは「帰りたくなる場所」です。
「メルボルン!」と即答したいところですが、現実は違います。
メルボルンは大好きな地で、いまでも写真を見ていると懐かしい気持ちになるし、いつでも戻りたいとは思うのですが、あくまで“戻りたい”場所で、“帰りたい”場所ではないのです。
【家族のいる場所】
これこそ唯一無二の場所です。
(大家族なので、「家族」とは「家族+親族」という意味で使用しています)
あまり良い思いをしない人がいるのも承知してお話ししますが、わたしはかなり家族に恵まれた環境に育ちました。
家族が結婚式の二次会まで総動員(約20名)って、なかなかないですよね。
変わっていると言われましたが、わたしの家族はそれが普通なので、むしろ、なんで家族は二次会に呼ばないのかずっと不思議でした。
家族には外国籍の人もいるので、どちらかといえば外国的なかかわりに近いのかもしれません。
最近のトピックだと、ヌートバー選手と久美子さんの関係に近いのかなと思っています。
もちろんスケールは全然違って地球とノミみたいなものですが(笑)。
年齢を重ねるにつれ、一緒にいるのが当たり前だった家族と離れて、社会に出て。
社会は理解できなかったことがたくさんあったし、今でもあって。
どうしても、心がもっていかれてしまいます。
めげそうになることも、本当にたくさんあります。
「家族」とすごす時間は、繕ったような会話でなく、心から信頼できる言葉が飛び交います。
すり減っていた心にあったかいものがすっと入ってきます。
無意識のうちに少しずつ満たされて、ふっと気付いたときには、正の感情で満たされています。
心から安心しているのを体で感じます。
本当にこの空間が大好きだからこそ、壊さないように、みんなに恥じないように、わたしも努力し続けないとな、と、そういう気持ちにすらなります。
今は父と母ですら住む場所が違うし、家族みんな本当にバラバラに住んでいるので、場所は限定されていませんが、間違いなく「家族の集まる場所」がわたしの大好きな場所であり「帰りたくなる場所」です。
楽しくて飲みすぎたら辛い思い出になりますが(笑)。
こんな大切なものを遺してくれたご先祖さまには感謝しかありません。
これからも大切に守り抜いて、後世につないでいきたいと、心から思っています。
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三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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