「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回は「学生時代の自分にかけてあげたいことば」を綴っていただきました。
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学生時代とはどの学生時代を指すのか……
できることなら、高校受験で燃え尽きて高校時代は怠けてばっかりいた自分に「勉強」という選択肢を与えたいな。
でも、これは医療系のメディアなので、それらしく、看護学生時代の自分に向けたメッセージとしますかね。
お決まりの“もっと勉強しておけば良かった”、はもちろんなのでひとまず置いておき、ひとつだけある、すごく後悔していることのお話をします。
高校卒業後、遊びたいし、いつか留学したいし、とにかくお金がほしくって、すぐに塾のバイトを始めました。
「4月は新歓が多いから予定を空けておいたほうが良い」というのを知ったのは、4月に入ってから。
時すでに遅し。
塾講は曜日固定、しかも何を血迷ったのか金土含む週4だったので、まあとにかくイベントとの予定が合わない。
地味にお酒デビューもしていなかったので、周りがお酒飲んで失敗した話とか面白かった話を聞いて、あまりイメージが湧かずにいました。
今でこそお酒大好きだから、ちょっと後悔してますけど、今日の本題はそこじゃないので、割愛(笑)。
飲み会目当てじゃなく、サークル活動に興味はあったので、5月半ばくらいから、シフトを調整して、いくつかサークル活動の見学に行ったり、参加してみたりしました。
同じく、出遅れた組何人かで(笑)。
けど、看護師でいうと新卒のなかに中途が入るような、仲良くはなれるけどどこか垣根があるような、そんな感じだったのです。
すごく熱心に誘ってくれたのはジャグリング部。
自分がジャグリングをしてる姿は想像できない。
目立てるような、得意なスポーツもない(中学時代はマイナーな新体操部でした)。
もうそれなら別でコミュニティを作ろうと、サークルに入るのはあきらめ、融通のきくバイトを掛け持ちし、基本週5で働きました(笑)。
勉強は……? と思われているかと思うのですが、ご心配のとおりです。
バイト三昧だったわたしは再履組だったので、一括りにしてサイリーマン組と呼ばれていました(笑)。
まあ、そんな感じでしたが、学校以外の友人にも恵まれ、それなりに楽しく学生生活を送ったと思います。
けど、卒業して、数年してから、強く思うこと。
「他学部ともっと仲良くなっておけばよかった」
とくに、医療系他職種。
医療者の卵がたくさんいる学校だったのに。
授業などで同じになった人でサークルに入ってなくても知り合いはいたけど、むちゃくちゃ仲良いってほどでもなかったし、卒業してから連絡もしていない。
看護師の友人はたくさんいるけど、看護師以外の医療者で旧友と呼べる人がほとんどいないのです。
仕事で出会って仲良くなった人と、学生時代から仲良い人ってやっぱりちょっと違いますよね。
ちょっとしたときに意見を言い合えたり価値観を知れたりできたんだろうなぁ、と思います。
学会に行って「あ! あの人知ってる!」とかちょっと憧れる(笑)。
学生時代は、ここまで先を考えられませんでした。
目先のお金に目が眩みましたね(笑)。
学生時代のさとみさん。
バイト始めるの早まるな!!
やっても良いけどやりすぎるな!!
学生時代の1カ月のアルバイトの稼ぎは、社会人になったら数日で稼げるから。
ジャグリング、最高じゃない。
今しかない時間と環境を大切にね。
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三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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