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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回は「仕事と趣味の両立」を綴っていただきました。

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仕事と趣味の両立が器用にできる人って案外少ないなあと感じている昨今。
わたしがいま行っている仕事はなんというか、上層部がかなり古い考えをお持ちのようで、残業数時間が当たり前の世界になっている。
残業はほぼ毎日なのに、たまに時間調整で早く帰ろうとすると暇だと思われる。
時代に逆行してるなと、本当にある意味感心する。

そしてお決まりのように、このセリフを吐かれる。
「残業時間が問題になっているから、たまには早く帰ってご家族とご飯などを楽しんでください」
すでに耳はタコになっている。

(家族とご飯食べたいのは当たり前……早く帰れるような業務量にしてください)

と、心からいつも思っている。
思っているだけではなく、実際に伝えてもいる。
個人に伝えても変わらないので、全体でも伝えている。

まあ、それでも変わらないので、離職者は増える一方。
ついに先日、友人に「また送別会? いつも誰か辞めてない?」って言われました(笑)。
そのとおりで、もう何も言えない(笑)。

ある日の仕事帰り。
その日も遅くなり、夕飯がてら同僚と上司と1杯だけ飲んでいたときに、こんな話になった。
「夏休みもないし、夏らしいことなんにもしてないな」
「ですよね~ぜんぜんできないです。土日も反動でぜんぜん動けなくて。気になってPC開いちゃうし」


その日のビールはまずかった。
会話にまったく共感できなかったからだ。
同じ飲み物のはずなのに、会話内容で味が変わる。
本当にお酒って不思議。

ちなみにわたしは「週末ヒロインですから」とふざけて言うこともあるくらい、週末に全力をそそぐ人間だ。
仕事がオフ、週末がオン。
金曜日の夜からが本番だと思っている。
よほどのことがない限り、社用PCは開かない。

やりたいことがあるならやりなよ、って思う反面、忙しくてできない理由もわかる。
職場はそのくらいの状況だと思う。

ただ、わたしが思うに、この2人の場合、仕事が少ないと感じることは、この先もほとんどないだろうと思ってる。
なぜなら、仕事と趣味の切り替えが得意ではないように見受けられるからだ。
仕事が気になるのもわかる。
けど、そこは切り替えていかないと、それこそなんのために働いてるのか状態になってしまう。
案外、そんな状態の人、いませんか?

それで趣味も両立できているなら良いけど、もしそうでないなら、まずは切り替えの練習から。
週末に1日でもPC見ない日や仕事のことを考えない時間を作って、なんとかなることを身体に覚えさせてください。

わたしたちの時代は、仕事は切りたくても切り離せない時代だからこそ、しっかり切り替えて、趣味も仕事も両立させましょう。

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fractale~satomi~
twitter:さとみ(@minisatominy

三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。 

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