「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。
今回は「病棟で見かけなくなったもの」を綴っていただきました。
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現場から消え去ったもの。
それはもう、白いナース服でしょう。
とくにワンピース型。
近ごろ、白いワンピース型のナース服を着た人、見ましたか？
わたしはしばらく見ていないです。
というか、みなさん持っていますか（笑）？
わたしはなんとなく捨てられずにいて、いちおう持ってはいるのですが、タンスの肥やし化しています。
今から10年以上前、わたしの新人時代は、まだワンピースとパンツスタイルは半々くらいだった気がします。
黒いボールペンの跡も一切ない、新品の白いワンピース型のナース服を着て業務に従事していました。
新人のころはお金もないし、安いものを着ていましたが、先輩方がちょっと良いブランドのを着ているのをみて、「いつかこれ着たいな～」なんて思ってたこともあります。
それくらい、白いナース服が主流でした。
スクラブを着ているナースもいましたが、ICUや救急などのユニットで働く看護師くらいでした。
わたしの病院ではとくに優秀な集団だったので、スクラブを着ている人はできるナースの証のような気がおり、キラキラして見えました。
数年後、自分も当たり前に病棟でスクラブを着ていました。
世間ではクールビズが一般的になったあたりでしょうか。
一般病棟でも2色くらい進出してきたかと思ったら、いつの間にかカラーバリエーションも増えて、今や主流となっているところも多くみられます。
白いワンピース型のナース服だけでなく、パンツスタイルの白いナース服ですら、ぐっと数が減ったと思う。
それでも、病棟看護師が白いナース服を着るのを、まったく見ないわけではない。
ただ、訪問看護看護師は本当に白いナース服を着る人はいない気がします。
というか、白いナース服で外出している人を見たことがないです（笑）。
たしかに自分でも、白いナース服で外に出るのは恥ずかしいけど、スクラブだったらそんなに恥ずかしくない。
なんなんでしょうね、この違いは（笑）。
一部の人による、ナースへのゆがんだ感情が原因でしょうか（笑）。
ただ、ナースといったら白衣、というくらいマストな存在だっただけに、少し寂しい気もします。
ただ、動きやすさや利便性は圧倒的にスクラブの勝ちなので、少なくなってきている理由も大いにわかります。
便利なものはそれが主流になり、不要なものは淘汰される。
人に対しては情があるからそうもいかないけど、物に対しては結構あっさりしてるんですね（笑）。
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fractale～satomi～
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三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。
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