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看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回は「自分的このマンガがすごい2023」を綴っていただきました。

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マンガという一歩間違うと泥沼なフィールドがついにやってきてしまいました。
昔から今でもずっと読み続けているのはコナンで、数年前に一旦離脱したのはワンピース、直近で全巻集めたのは鬼滅です。
はい、マンガ大好きです。

最近は便利な時代になったもので、アプリで、しかも無料でマンガが読めてしまうんです。
朝の通勤中の日課になっており、今や読まない日はないです。
日々の積み重ねって凄いもので、実はメジャー・マイナー・新旧・ジャンル問わず、物凄い数のマンガを読んでおります。
そのぶん、学びに充てられればよいのですが、指はいうことを聞かず、気づいたらアプリを開いています。
アプリはどんどん増えるという沼……。

昔読んだ作品を今読むと、当時は気づかなかったことに気づいたり、当時とは全く違う感想になったり、なかなか興味深いものです。
大好きだったマンガに対して「なんでこんなの好きだったんだろ」って思ったり(笑)。
それがまた、おもしろい。

まあ止まらなくなりそうなので、前置きはここまでとします(笑)。

テーマ的には「看護関係ないやん!」という感じなのですが、mizukiさんもがっつり看護のお話。
わたしもやはり惹かれるのは医療系のものだったりします。

今年の一番は「透明なゆりかご」でした。
ちょっと古いので、いまさらかもしれないのですが……。

このお話の主人公は、看護師ではなく看護学生。
主人公が、看護師見習いとして産科クリニックで働いた経験談をマンガにしたものです。
このマンガの惹かれるところは、ダークな面も多く書かれているところです。
ダークな面とは、命を授かることはできたけど、残念ながら生まれてくることができなかったケースのことです。
作者は作中でこのような命を「透明な命」と表現しており、そこからタイトルの「透明なゆりかご」につながっています。
「透明な命」に対する尊厳が感じられ、とってもきれいで、素敵なタイトルですよね。
「透明な命」の対比表現として生まれてくることのできた命を「輝く命」、最後に「その重さはどちらも同じ」と綴っています。

生命の誕生はきれいなことばかりじゃないことが書かれることで、より一層、自分の命を大事にしようって思えます。
一方で、妊活に苦労する世代としては、もやっとするものもあり、葛藤もしました。
それを含め、本当に素晴らしい作品だと思います。

望まれない妊娠が少しでも減って、望む人のところに小さな命が宿りますように。
透明な命が少しでも減りますように。

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fractale~satomi~
twitter:さとみ(@minisatominy

三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。 

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