著者:小野坂益成 (松蔭大学看護学部精神看護学講師)



みなさん、少し離れたところで手を振っている人をみかけたとき、どのような反応をしますか?

自分は……手を振り返すことを考えて、すこしためらいます。
なぜか?
自分の後ろの人に向けて振っている可能性があるから💦

今までの人生のなかで、何回か同じような状況で手を振り返した結果、自分に向けたものではなかったことがあります。
あとは、あたかも知り合いのように近づいてきた人に対して反応すると、隣の人の知り合いだったり……。

それはそれは、赤面です。
身体が熱くなります。
そして、間違って手を振られた相手の人も戸惑ってました……。
まぁ、知らない人なので、いいんですけどね。

みなさん。そんな経験ありませんか?
もしかして、自分だけ?
それは、それで恥ずかしいです💦

みなさんは、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
ノンバーバルコミュニケーションとは、言語以外の動作などで相手に情報を伝えることですね。
手を振ることなどを示します。
しかし、ノンバーバルコミュニケーションは間違いやすいコミュニケーションでもあります。
まさに上記のような経験ですね。

コミュニケーションは、発信する人・受信する人双方のインタラクティブなやり取りで成立します。発信するワザも大切ですが、受信する人のワザやマインドも大切です。
あなたは、どのような受信の癖がありますか?
すぐに反応してしまう場合は、一度発信している内容を確認することが大切かもしれません。
それでも完璧にできないから難しいんですよね……。

※書籍『対人関係が上手い看護師があたりまえにやっている50のこと』(詳しくはこちら)にも、ノンバーバルコミュニケーションについてのワザをPickupして載せています。興味がある方はお読みいただけると幸いです!

【根拠】
ノンバーバルコミュニケーション

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