liver cirrhosis(LC)・portal hypertension

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肝硬変

慢性肝炎が持続すると肝細胞が破壊され、その部分に線維が沈着して硬くなる(線維化)。これが進んだ状態が肝硬変である。 慢性肝疾患の終末的な病態で、多くは元に戻らない(非可逆的)。高度の肝機能低下や合併症の発生をきたして致命的となり得る。

門脈圧亢進症

さまざまな原因(原因は肝硬変が最も多い)により門脈の血流が悪くなり、門脈圧が高い状態(200mmH2O以上)が続くと、血液の迂回路として側副血行路が発達し、門脈-大循環にシャントとよばれる異常な血液の流れが生じる。その結果、腹水、肝性脳症、食道・胃静脈瘤などの合併症を起こす。



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