ARNI、βブロッカー、MRA etc……
「循環器のくすり」は数多く、作用機序も難しく、いまいち“キャラ”が掴みづらいですよね。そんな彼らを大胆に解説したのが『HEART nursing』のこの連載! インパクトたっぷりなイラストと(時にちょっと無理やりな)キャラ設定は、記憶に残ること請け合いです。明日、病棟でみかけた薬剤に“顔”が浮かんだなら、きっと特徴も連想できますよ!



抗血栓薬(抗凝固薬・直接経口抗凝固薬;DOAC)
愛称:ワルファリン/DOAC
仕事:血栓形成の予防


▼このくすりはこんな人!


▼このくすりを使用している患者さんへの注意


抗血栓薬なので、転倒や打撲に注意しましょう。出血を伴うような医療処置の前には、必ず内服していることを伝えましょう。飲み忘れたら、その日のうちであれば飲み直し、翌日であれば飲み忘れた分は服用せず、翌日の分のみにします。絶対に2回分を一度に服用しないでください。

また、DOACには制限はありませんが、ワルファリンの場合は、ビタミンK を多く含む食品(納豆・クロレラ・青汁など)は効果が弱くなるので、避けてください。

木田圭亮
聖マリアンナ医科大学 薬理学 准教授




このくすりについてもっと詳しい解説が読みたい方は…



フカボリ!循環器のくすり




をぜひ本誌でご覧ください!




本記事は『HEART nursing(ハートナーシング)』2021年1号からの再掲載です。



ハートナーシング2021年1月号

HEART nursing(ハートナーシング)2021年1月号
[特集]
“デキる”ナースのミカタ!
きほんから学び直しの呼吸・循環アセスメント


特集1 サッとわかる!呼吸のミカタ
①見て学ぶ呼吸のしくみ(解剖生理)
②見て学ぶ呼吸パターン(正常と異常)
③見て学ぶ呼吸音(正常と異常)
④見て学ぶ低酸素血症
⑤見て学ぶ血液ガスデータと酸塩基平衡
特集2 サッとわかる!循環のミカタ
①見て学ぶ循環のしくみ
②見て学ぶ心拍出量
③見て学ぶ循環血液量
④見て学ぶ問診
⑤見て学ぶ心音(正常と異常)
⑥見て学ぶ心電図
⑦見て学ぶ心機能

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