まめこさんがクラウドファンディングにチャレンジ中です!

現在、まめこさんがご自身がこれまでに体験してきたことが誰か一人のためにでも役立つのならという思いで「発達障害の困難を言語化プロジェクト!定型発達社会との橋渡しをしたい!」というプロジェクトを立ち上げてクラウドファンディングにチャレンジしています。ぜひ応援よろしくお願いします。(メディカLIBRARY編集室)
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https://rescuex.jp/project/81152/






新卒では看護師の仕事には就かず、農林大学校へ進学したまめこさん。コロナ禍に初めて病院で働きはじめ、それまで通っていた農林大学校を退学することを決意し、荷物整理のために2カ月ぶりに学校を訪れて寮の荷物整理をし、一泊して翌朝に友人や先生たちに見送られて出発しましたが、高速道路に乗ったあたり大雨が降り始め、休憩のためサービスエリアに入ることにしました……

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サービスエリア

フードコートを一周して、隣のパン屋さんを物色するも、食欲が湧いてこなかったため出口に向かっていました。

出口の前にはたくさんの自動販売機が並んでいて、サービスエリア特有の一杯ごとに淹れてくれるコーヒーに惹かれながらも、トイレが近くなることを懸念して違うものを買うことにしました。

1分ほど待つと暖かい抹茶オレが出てきました。

片手にカップを持っていると早歩きもできません。再び土砂降りの雨なか、傘をさして歩いて車に向かいます。右手に傘、左手に抹茶オレを持ちつつドアを開け、傘を閉じ、車に乗り込むのは至難の業でした。まごまごしているうちにだいぶ濡れてしまいました。

6月とはいえ、濡れてしまうと身体は冷えるものです。抹茶オレのカップを両手で包み込むようにして熱を身体に巡らせます。車を叩きつけるような大きな雨音はサービスエリアに着いたとき変わらず、車の中ではなかなかリラックスできません。

まだ実家まで3分の1しか走っていません。これから交通量がどんどん増えていくのに大丈夫だろうかと不安が募ります。

全然休憩できてないけど、もう行こうかな半分も減っていない抹茶オレのカップをホルダーに入れ、シートベルトを締めて、エンジンをかけます。雨が弱まりますように……。

サービスエリアから出て高速道路に合流します。車が多いとタイミングがつかめず怖い思いをしますが、まだ田舎ゾーンにいるため合流はスムーズにできました。

車の運転とは不思議なもので、徐々に車が増え、それにも慣れ、気づくと都会ゾーンに突入していました。1、2時間の運転はまったく苦ではありません。特に高速道路は速度に気をつけながら前向いて運転していればいいだけなので気が楽です。

農林大学校に通っていただきときは、ご飯食べに行くためだけに車を1時間走らせることもたびたびありました。田舎暮らしだったからこそついた運転の体力なのかもしれません。

いつのまにか雨も弱まり、空が少し明るくなっていました。

首都高速に突入

周りを走る車が増え、アクセルよりもブレーキを使って運転するほどです。

いちばん心配していた首都高速に突入です。ビビりながら走っていると道が4車線に。

4車線!!?

3車線まではイメージできていましたが4車線は予想外です。どこの車線を走るのがベストなのだろうか、あと少しで分岐点で他の道に行くからいちばん左の車線にいればいいのだろうかとドキドキしながら走っていました。

Googleマップ「100メートル先、右です」

私「右!!? どういうこと?」

違う道に行くときは左から分岐していくよね? とGoogleマップを信じられず、そもそもいまさら3つも車線変更をする技術のない私はいちばん左を走り続けました。

すると、なんと右手に分岐点が見えました。
最悪だ。どうすればいいの!!?
私はどこへ向かっているの!?

頭の中が大パニックな私とは対照的にGoogleマップは冷静です。

Googleマップ「経路が変わりました」

新しい経路がどう変わったのか、運転しているから凝視できないし、よくわからないけどGoogleマップの言う通りに進みます。

Googleマップ「100メートル先、左。出口です」

(出口!? 出口ってどういうことだ? この後は下道で帰れってこと??)

考えてもらちが明きません。とにかく従うのみです。

(出口ということは支払いがあるのか。高くつくのかな……)

私「すいません。もともと違うところに行きたかったのですが、間違えてここに来ちゃったんですがどうしたらいいですか?」

出口の係員「一個前の右に分岐するところ? でしたらいったんここでお支払いはしてもらわないといけないですね。で、ここを出てからまたさっきの道に戻れますよ」

私「また入り直すってことですか?」

出口の係員「そうです。ナビがそう指示してない?」

ナビをしっかり見るタイミングがなかった私は、次の指示をスクロールして確認します。

私「次、入口への指示ありました」

出口の係員「それに従っていったら、また元の道戻れるよ」

私「ありがとうございます!」

迷子になって帰れないかと思いましたが、ナビに従っていれば帰れそうです(また4車線で同じことが起こらない限りは……)。

緊張はまだ続きそうです。

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プロフィール:まめこ
5年一貫の看護高校卒業後、林業学校に進学。現在は、病院と皮膚科クリニック のダブルワークをしながら、発達障害を持っていても負担なく働ける方法を模索中。ひなたぼっこが大好きで、天気がいい日はベランダでご飯を食べる。ちょっとした自慢はメリル・ストリープと握手したことがあること。最果タヒ著『君の言い訳は、最高の芸術』が好きな人はソウルメイトだと思ってる。ゴッホとモネが好き。夜中に食べる納豆ごはんは最強。