診断期・治療期・終末期に至る一連のこころのケアを、読んで聴いて質問しよう!

YORi-SOUがんナーシング誌2023年6号特集「告知→終末期まで精神的な悩みに答える これが知りたかったこころの緩和ケア」(詳しくはこちら)と連動した、セミナー(ライブ配信/オンライン)を、開催します!

講師は、精神科医として多くのがん患者さんのこころの悩みや精神症状に向き合ってこられた、上村恵一先生(国家公務員共済組合連合会 斗南病院 精神科 科長 兼 診療サポート室 室長)。がん看護での困難事例へのヒント、そしてナース間の世代別コミュニケーション作法までわかりやすく解説いただきます。

セミナー開催にあたり、上村恵一先生にがん看護に携わるナースの皆さまにメッセージをいただきました。




――がん看護に携わるナースをとりまく現状を、精神科医として上村先生はどのようにみられていますか?

高齢がん患者さんの意思決定や、治療継続についての倫理的課題など、正解がない問題に真摯に向き合っている看護師さんが多く、その分悩み、躓き、迷うことも多い印象を受けます。

――先生がプランをつとめてくださった2023年6号本誌の特集は、がん看護に携わるナースの皆さまに、「あるある」と思っていただけるような事例がたくさん掲載されています。セミナーのみのお申込みも可能ですが、編集室としては、ぜひ本誌と一緒に理解を深めてほしいと考えています。

診断期、治療期、終末期に至る一連の心のケアについて系統的にまとめている、数少ない特集になっています。現場で緩和ケアに携わる医療者とともに一つひとつの事例が毎日出会う患者さんの状況にぴったりです。本特集は、看護の現場で出会う患者さんへのケアに悩んだときの最高の道案内となると思います。

――今からセミナーが楽しみです! 最後に、セミナーのご参加を検討されている皆さまへ、メッセージをお願いします。

それぞれの事例に、わたしから視たケアの視点を書いてみました。どこにも書いていない世代別コミュニケーションについて学ぶことは、患者さんだけではなく、医療者同士のコミュニケーションを円滑に進めるための必須事項と思います。ちょっと付き合いにくいあの人とのコミュニケーションのコツがわかってしまうかもしれません。ぜひ、ご参加ください。

ライブ配信でご参加の方限定ではありますが、直接私に質問いただく時間も設けています。時間の関係で、質問者数に制限はありますが、みなさまのお悩みをお聞かせいただけるのを楽しみにしています。

上村恵一
国家公務員共済組合連合会 斗南病院 精神科 科長 兼 診療サポート室 室長


プログラム

1.はじめよう!こころの緩和ケア
2.身寄りのない患者、決められない患者の意思決定支援
3.認知症の発症率が2倍になるかも! せん妄を見逃さない
4.有害な援助→有用な援助へ! 遺族ケア具体的アドバイス
5.若者世代・管理職 世代別コミュニケーション作法~職場の人間関係を良くしよう~
6.この概念で楽になる!生きやすくなる!ネガティブ・ケイパビリティのすすめ

日時:12月14日(木)19:00~20:20
場所:WEB
受講料:3,000円(税込)/本誌+セミナー5,200円(税込)

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