このたびメディカのセミナーWEB講義『30動画でイメージできる! 心臓血管外科手術』がリリースされました。
本セミナーは「ふだんは見ることができない手術の映像」が30本以上収載された人気!心臓血管外科セミナーでございます。今回リアルセミナーをWEB講義に完全収録しておりますので、手術映像はご自身の視聴環境に応じてクリアな映像でもご視聴いただくことができます。術者はなにを考え手術しているのか、看護師にどんなことに注意して欲しいのか。心臓血管外科医のアタマの中を全345分のボリュームでご講義いただきます。たっぷりお楽しみください。
今回、講師でございます正井崇史 先生に(大阪警察病院副院長/大阪大学医学臨床教授)この動画に込めた“思い”について語っていただきました。
――正井先生には「30動画でイメージできる! 心臓血管外科手術」を何十年もご講演されています。先生ご自身は「心臓血管外科手術」の“難しさ”は、術者としてどこにあると感じていますか?
講義でも触れていますが、心臓血管外科手術は人工心肺時間、心停止時間が長いほど、侵襲が大きくなり合併症も増え成績に影響します。よってできる限り早い手術を心がけるのがポイントと思います。
よく「術中判断で――」と言われる外科医がいますが、可能な限り術前診断を駆使して手術方針を決めておくこと、術中に迷わないことが大事と思います。また、過大な拡大手術は避けるべきで、ガイドラインや文献を参考に、必要な手術のみを行うことも大事と思います。
――では、看護師は、「心臓血管外科手術」のどういったところが苦手と感じていると思いますか?
人工心肺、心停止法などさまざまな生命維持手段を用いての手術になるので、少しのトラブルが生命にかかわる重大事象につながるというストレス、緊張を感じていることと思います。
また、時間との勝負というような話をしましたが、タイムリーに機械出しができなくてはならないことや、術者から急かされて、思うように自分の力が発揮できないなどのストレスも感じているのではないでしょうか。このようなことが、苦手感につながっていると思います。
――医師ではなく、看護師向けに講義するときは、どんなことに気を付けて講義されていますか?
講義に限らず、相手に伝えるときは相手の立場にたって分かりやすく説明するのがポイントです。学会発表や、医師向けのセミナーではないので、看護師として最低限必要な知識は何かを看護師目線で吟味し、根拠から理解が得られるような構成にしてあります。
――最後にこの動画の受講者(看護師)へメッセージをお願いします!
臨床の現場に即して、初心者から経験者まで幅広く理解できる講義です。ある程度経験されている方からは、もう少し掘り下げて欲しかったとの意見もありますが、そのような方でも、日ごろ何気なく覚えていたことの根拠がわかり、さらに理解が深まる内容にしています。毎回、セミナー受講者の95%以上が満足と評価いただいている自信作ですので一度受講していただければと思います。
大阪警察病院副院長/大阪大学医学臨床教授
金沢大学をご卒業後、大阪大学医学部第一外科にご入局。その後いくつかの病院を経て、2005年に日本でトップクラスの症例数を誇る桜橋渡部病院の心臓血管外科チームリーダー。2020年から現職。
▼プログラム 【収録時間:約345分】
<01> 心臓大血管手術の補助手段
■体外循環(人工心肺)のしくみ
■心停止下手術における心筋保護法とは?
■低体温法(軽度・中等度・超低体温)とは?
<02> 動脈硬化性疾患の外科治療
■虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
■大動脈瘤
■慢性閉塞性動脈硬化症(ASO)
<03> 弁膜症の外科治療
■弁膜症の基本
■僧帽弁狭窄症のポイント
■僧帽弁閉鎖不全症のポイント
■大動脈弁狭窄症のポイント
<04> 重症心不全の外科治療
■心筋症に対する外科治療
<05> 60分でわかる!心臓血管外科術後管理のエッセンス
■循環管理のポイント
■呼吸管理のポイント
■体液・電解質管理のポイント
■感染症管理のポイント
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